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『プラダを着た悪魔』以降、出演作が続くアン・ハサウェイが 本作でアカデミー賞主演女優候補に
タバコ プカプカ アバズレ風、これまでのイメージとは全く違う
『プラダ~』の新米エディターもハマってたけど
普通だと脇役専門のクレア・デュバルが演じるような、
黒ふちどりアイメイクのこんなちょいワルもピッタリ。見事に演じきっててオスカーノミネートも納得。
監督は『羊たちの沈黙』、『フィラデルフィア』など(がやっぱ一番有名かな)のジョナサン・デミ、
脚本は、巨匠シドニー・ルメットの娘、ジェニー・ルメット。
レイチェルの結婚という華やかなタイトルとは裏腹に、実は結構暗い作品。
結婚するのは姉。(右)
親友の方が姉妹に見えるけど。
離婚してしまった母親役にはデブラ・ウィンガー。
娘の結婚式だというのに、どこか冷めてて他人行儀。
この人、大好きな映画『愛と追憶の日々』でシャーリー・マクレーンと母娘で
バトルシーンがあったけど、今度は母親役でやりあうシーンが。
『デブラ・ウィンガーを探して』なんて映画もあったけど、うーん、さすがに歳とったな~。
姉の結婚相手がアフリカ系アメリカ人だったことがちょっと意外。
白人と黒人。国籍の違う相手の家族とのちょっとしたやりとりにも注目。
姉のレイチェルの結婚式の2日前。
キムは麻薬中毒の治療施設を出て自宅で9か月ぶりに家族と再会する。
しかし、両家の家族や友人たちが集まるリハーサル・ディナーの後、レイチェルとキムは言い争いになり……
6/10
描かれるのは結婚式メインではなく、久しぶりに揃った家族の内輪での問題を描いたホームドラマ。
ホームドラマというとちょっと軽い感じがするけど、一見幸せそうに見える家庭でも
多少なりとも抱えていたりする 家族個々の問題をリアルなセリフで見せている。
以前どこかで読んだ監督インタビューによると
「今までで一番美しいホームビデオを目指した」そうで、
一番美しいかどうかはさておき ほんとドキュメンタリー風に
誰かが終始、家族の3日間をビデオまわしっぱなしで撮ったような感じ。
普通はここは切るでしょ、っていう 式での友人のスピーチまで全てカットしない撮りっぱなし映像が流れる。
そのため、観客のわたしたちが式に招かれたような、バックマン家の人々の中に潜り込みその場にいて観てる感覚になる。
後半では様々な国の音楽に合わせて踊るシーンが延々?(5、6分?)流れるけど
それをずーっとみせられたりもするのであまりテンポはいいとはいえないかな。
2時間ある作品だけどそんなに長くしなくてもいいような気がしちゃった。
今はそれぞれバラバラに暮らしてるけど
わたしの家は大家族で兄弟が多い。弟も3人いるし姉妹は3人でわたしは長女。
この映画では姉という立場、妹という立場からのそれぞれの意見のやりとりや諍いを見せつけられる。
セリフも考えもとてもリアルで共感出来る人も多いはず。
わたしは姉にも妹の身にもなって考えながら第三者的に観てたけど
この姉レイチェル、少々傲慢だと思った。
妹ばかりに構うから孤独だった、、、なんて。
とわたしは感じたけど本人の問題だからそれは仕方ない(笑)
娘が心配のあまり過保護になる父親、それを疎ましく思う娘、、、、。
妹のキムは少々破天荒ではあるけど説得力ある意見をちゃんと持ってるし
犯罪を犯したわけではないんだからきちんと家族が受け入れてあげるべきなんじゃないかな。
キムは「こうするべき」という考えを押し付けないでといってたけどそれは間違ってないように思う。
ひとつの事故が原因でもつれてしまった家族。
思いを素直にぶつけあえるのは血の繋がった家族だからだと思う。
最後はあっさりしててなんだか尻すぼみになった印象なのが残念。
それでも、色々思う(考える)ところの多い映画。
時に喧嘩して、一緒に泣いたり幸せ共有したり、、、、
そんな 家族の大切さ、を感じることの出来る作品でした~
公式サイト
RACHEL GETTING MARRIED 2008年 アメリカ 112min
4月18日より、ロードショー
デミ監督、現在65歳!
アン・ハサウェイ 『パッセンジャーズ』の時にも書いたけど
ケイト・ハドソンとの共演作 『ブライド・ウォーズ』 ☆日本では夏に公開☆
ジェームズ・マカヴォイ共演、ジェーン・オースティン役に挑んだ
『ビカミング・ジェーン』
の2本が日本で公開待機中
それでは皆さま、楽しい週末を、、、
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