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ダーリンは外国人 /My darling is a foreigner

2010-04-15 21:12:45 | 劇場&試写★6以上
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小栗左多里の大人気コミックエッセイ「ダーリンは外国人」の映画化★

この本を手に取ったのは当時外国人とつきあってたから。本屋さんでちらっと読んだだけだったけど
外国人がカレだったら?っていう切り口は、映画でも本でも意外とあまりなかったのですごく新鮮で興味深かった☆
それが映画化したと知ってこれは観なきゃと観てきました~。
ほんとは外国人の友達と観て感想聞きたかったんだけどタイミングあわず

監督はこれまでCM界で活躍し、これが初監督となる宇恵和昭。

予告篇やCMは見せ過ぎで、面白いとこ全部見せちゃってたけど
そもそもこれ、主演のさおりとトニーのカップルは原作者自身で、セリフは実際にトニーが言ったセリフなどもネタになってて素朴な疑問が面白い。
もちろん外国人だから、っていうひとくくりには出来なくて、

カレが外国人=面白い ではなく、漢字の美しさにひと目惚れして
日本に来たというこのトニーのニホンオタクな部分が面白いの。


彼でも外国人の友達でも 彼らのニホンに対する興味、反応はほんとに面白くて
特に、日本在住の外国人はおいといて、日本に来るのは初めてだったり、間もなかったりすると
日本の印象ってほんとにけっこうふしぎ大国ニッポン!て感じなのだよね☆

TVでも「ここがヘンだよ、日本人」なんてあったけど。
かなりいろんなところが面白いらしい。

それでいちいち日本のアレコレ(日本のトイレがスゴいのは有名な話)に反応するのがみてて面白いっていうのもある。
トニーのように、日本オタクな外国人も実際に増えていて、漢字を勉強してたり
日本人よりもニホンについて詳しかったり。
わたしたちが知らないようなことに突っ込んだ質問してきたり。

トニーの素朴な疑問、「ぶん殴るって、どうして(ぶん)なんだろう??」とか

「つかぬことの『つかぬ』ってなに?」「抜かれるなら度肝がいいよね」
とか。 (笑)
ほんとそこまで来るともはや 参りましたって感じだけど

外国人が皆こうっていうんじゃないけど そういう日本人同士の付き合いとの違いって部分では面白かったりする。
でもそればかりじゃもちろんなくて。



年々、日本における国際結婚率は増加の傾向にあるよう。
友達の妹や、もっと身近なところではわたしの妹yueまでもが去年、国際結婚でゴールイン。
ウチの両親は外国人との交際も全然OK、よほど相手に問題ない限り自由にさせてくれるからありがたいけど、
yueのお友達の中には、外国人っていうだけで父親が交際も認めてくれないっていう子もいる。
(こっそり付き合ってるとか)

この、さおりとトニーもそのパターンで 母親は最初「騙されてるわよ」なんて言ってたのに、ト二ーの人柄を気に入りすぐに応援してくれる。
問題は父親。絶対に認めないからな。なんて。
(「キルビル」でルーシーに首切られた國村隼。)




でもその問題以外にも、 付きあっていくなかであんなに楽しかったはずなのに
ちょっとしたことで雲行きが怪しくなる関係。

これは相手が外国人じゃなくてもそうで。
何でも話す関係だったはずなのに、ある時から急にいちいち言うってことが言いづらくなったり。

映画の中では、トニーがいい旦那になるために家事をするけれどそれが全部裏目にでちゃう。

食器を洗えば 流したりなくて泡がついてたり 洗濯物は全部一緒に洗っちゃったり。



そこでさおりは言うのを飲みこんじゃう。
わたしだったら絶対言わずにいられないのでちゃんとそこで言うけどなー、、、
って思ってたら案の定、あとでそのことで「何で言ってくれないの」ということに。。。

うんうん、わかるな。
やっぱりこの恋、駄目なのかも、、、ってさおりが思いはじめた時、ひとつのエピソードも挙げていいこと言ってくれるのが 大竹しのぶ演じるお母さん!
邦画あまり観ないわたしですら過去に何本か観てるけど、やっぱり自然でうまいなぁこの人。


さおりとトニーの場合はトニーが日本語ペラペラだからまだ良かったけど
(さおり、パックンマックンのパックンに英語教わってたけどト二ーに英語話してもらって
英語学べばいいのに~ってつっこみたくなった)

あっちが日本語片言、こちらも難しいことは話せないとなると本当に意思疎通が大変で嫌になるときも。
それでも好きって想いがお互い強ければ長続きするものなのかな~
続いたことないからわからないけど(笑)

外国人の彼だって関係ない。人はそれぞれ生まれたところも育った環境も違うのは一緒。

途中、外国人の彼で面白い発言とか、日本の好きな言葉とか素人?のインタビューカットが入るんだけど
あれ数が少ないから中途半端でちょっと余計だったかも?

出演者では他に、姉役に国仲涼子、出版社の担当者でいかにも仕事デキる女には
戸田菜穂。
外国人の友達の設定でソフトバンクの黒人俳優ダンテ・カーバーなんかも。

「日本の女の子は携帯すぐ教えるし楽勝」みたいに言ってる外国人の友達もいたり
実際そう思ってる外人さんもいるの聞いたことあるし、セリフもなかなか興味深かった。


やっぱりトニーの純粋なキャラが最高

漫画の方の印象だとひげもじゃのカワイイオジさん。て感じだったけど
ト二ー演じたジョナサン・シェア 演じると真面目で一途でカワイイ。




真央ちゃんも自然で一生懸命なキャラが可愛くて良かった
しかし付き合ってるんだからもうちょっと英語勉強してペラっと話すシーンあっても良かったんじゃ?
全く出来ないって感じの発音が可愛いといえばそうだけど☆



ラストのセリフはト二ーのセリフの伏線が効いてて 観てて思わずにっこりでした


7/10(68点)



イラストレーターのさおりはアメリカ人ライターのトニーと出会い、国際結婚を考えるが交際にすら父親は反対。
さおりは夢だった漫画家としての仕事が軌道に乗り始め、トニーとの同棲生活は次第にすれ違いが生まれてくる…。







 
ダーリンは外国人    2010年  日本   100min
4月10日より、公開中~

 公式サイト


本物のトニー、渋ーい!

原作はベースにあるけども映画はあくまでフィクション☆だそう。


ト二ー役のジョナサンも実際に国際結婚なんだとか。
共感した部分も多いのかな?



愛に国境はないのダ


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