レイフ・ファインズ初監督&主演作品。
ローマの将軍に降り掛かるシェイクスピアの悲劇「コリオレイナス」を基に、
ローマの独裁者と小国のリーダーとの運命的な戦いを描く。
時代設定を、架空の政治状況にある現代に置き換えている。
はじめは観る予定がなかったんだけど、懐かしい方からお誘いあって初日に観る事に♪
取り立ててレイフファンではないけど映画ファンとしては名優の初監督作は気になるよね。
しかし40代~60代のおじさま多かったな~(笑)
ローマの独裁者コリオレイナスにレイフ・ファインズ。
数々の武勲をたて力をつけていったコリオレイナスは、その独裁性を危惧した護民官の策略で国を追放されてしまう。
レイフさん近年は「ハリポタ」のヴォルデモートのイメージついちゃって。
この舞台劇にも出演したらしくお気に入りで映画化に踏み込んだとか。
ジェラルド・バトラーは、ローマ侵略を狙う敵対する小国のリーダー、オーフィディアス。
あまり出ずっぱりというほどじゃないけどこういう役はお似合い。
ジェリー曰くこの作品はシェイクスピア版「ハートロッカー」なんだとか。
「ジュリエットからの手紙」のヴァネッサ・レッドグレーヴはコリオレイナスの母親。
愛する息子と政治敵対で国をとるかで板挟みの心情。
迫力凄いです。
「ツリー・オブ・ライフ」のジェシカ・チャステインは妻。
国の為に死ねるか?
描かれるのは、自分の信念を貫き通す男。
そのわりには、母親たちの涙の懇願でころりと決断覆したり。
ローマ侵略を狙う敵国のリーダー、オーフィディアスの度重なる攻撃をはねのけ、祖国を死守してきた将軍コリオレイナス。己の信念のままに自国の市民に対しても厳しい対応で不興を買う彼だったが、数々の武勲によって政界でもその存在感が高まっていく。しかし、それを快く思わない政治家たちは、民心を巧みに操り、コリオレイナスを追い詰める。ついに愛する祖国を追われたコリオレイナス。絶望の中で復讐の炎をたぎらす彼は宿敵オーフィディアスのもとを訪れると今度はオーフィディアスの軍を率いてローマへ向け進軍を開始するのだったが…。
5/10(50点)
よくも悪くもというか、古典的で正統派な描き方。
ストーリーは国と国の争いの果てのシンプルな悲劇。
流され易い民間人、自分の信念ばかりで人の話を聞く耳を持たないリーダー。
初めの方は戦争シーンが続くのでちょっと眠くもなったけど
名女優の登場(母親)でいっきに惹き込む。
口元のシワが気になったけどヴァネッサ・レッドグレーヴやっぱり巧い。
ラストが少しあっさりしすぎてしまった感じ。
悲劇だからね。
とにかくレイフ・ファインズが初メガホン(しつこい)ってことで一見の価値ありな作品かな~
CORIOLANUS 2011年 イギリス 123min
2月25日より、公開中~
今夜は渋谷で片岡翔監督作「Party」お披露目です
皆様楽しい週末を
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