我想一個人映画美的blog

新作映画レビュー&温泉&ゴシップ+コスメ+旅行記&日記。
blog開設から18年!ありがとうございます✨

ヒッチコック/Hitchcock

2013-03-22 11:02:07 | 劇場&試写★6以上

 

 

 

 

サスペンスの帝王アルフレッド・ヒッチコック

その妻で裏で支えた編集者・脚本家のアルマ・レビル。

神と、その神を創った妻による、

傑作「サイコ」(1960)の成功に至るまでの道のりとふたりの天才の知られざる物語。

 

 

試写にて鑑賞。

 

アカデミー賞で特殊メイクにノミネート

あの横顔でも有名な ヒッチコック監督に化けたのは、、、、

なんとアンソニー・ホプキンス。

そっくり。

 

 

妻役には、名優 ヘレン・ミレン。

 

 

 ゴシップコーナーでも写真載せたけど、

有名なシャワーシーンを演じたジャネット・リー演じるのは

スカーレット・ヨハンソン。美しい古典的ブロンド美女に変身。

スカちゃんがやるとパロディに見えちゃうんだけど 

 

ヒッチコックに機に入られていながらも、結婚し主婦の道を選んだ女優に

ジェシカ・ビール。

 

この日「クラウドアトラス」も観たんだけど偶然そっちにも出てた

ジェームズ・ダーシーは「サイコ」の主演、ノーマン役。

 

他、トニ・コレットやダニー・ヒューストンも出演。

 

 

「サイコ」のリメイクは既にガス・ヴァンサントが撮ってるけど、

本作はそのようなものではなく、ヒッチコックがどのようにして

新作であり、傑作「サイコ」を生み出したのか、

横で支えていた妻にもスポットをあて、夫婦の物語にもなっている。

 

 

監督したのは「アンヴィル! 夢を諦めきれない男たち」も高評だったサーシャ・ガヴァシ。

脚本は「ブラック・スワン」のジョン・J・マクロクリン。

製作にはアイヴァン・ライトマン監督の名も。

 

 

マリリン 7日間の恋」のように、実際のエピソードや撮影現場を

少し再現しながら描かれるけどあちらほどフィクション寄りではなく

ヒッチコックと妻との関係と、「サイコ」撮影時、公開時のエピソードがちょうどいいバランスで

織り込ませながら進んでいく。

(ただし当時の映像や写真などはなし)

 

 

予期せぬ、すてきな夫婦愛にほろり。

 

1959年、ヒッチコックは新作「サイコ」の製作に挑んでいた。後にサスペンス映画の金字塔と称えられ、現代に至るまで多くのクリエイターに影響を与え続 けているヒッチコック最大のヒット作だ。だが、当時は映画史上かつてない斬新さゆえに、ヒッチコックは資金難など数々の試練にぶつかり、さらに最大の味方 のはずの妻との関係まで揺らぎ始める。監督として、そして夫として、ヒッチコックは岐路に立たされていた——。

 

 

7/100(75点)

 

 

期待通り面白かった~♪

ヒッチコックはサスペンスやホラー好きには定番というよりその存在は神であり、巨匠。

クロード・シャブロルや、ゴダール、スピルバーグやキューブリックにだって影響を与えたと言われるお方。

そんなヒッチコックの作品は昔観たきりになってるけど、インパクトが強く

言うまでもなく素晴らしい作品が多い。

けれど、そんな彼にも、新作を生み出す前に苦悩はあって、、、、

 

 デビュー作「快楽の園」からトータル60本近く。

傑作、「サイコ」は後半の1960年の作品。

その3年後にあの有名すぎる「鳥」を撮っている。

 

他の作品のこと含め語り出すとキリがなくなるので本作だけでいくと

多くの作品を生み出して来たヒッチコックの知らない実像が見えて興味深いと同時に

ユーモアもちょっとあり、面白く観られた。

 

実際、ブロンド美女好きで主演女優とも浮気してたこともあるというヒッチコック。

本作では可愛く、美しいスカちゃんが華を添える。(ジェシカ・ビールはちょこっとで残念)

本作の監督の「アンヴィル!夢を諦めきれない男たち」は以前から 好きそうと、勧められてたし

気になってたからこれを機に見てみようという気にさせられた。

 

アンソニー・ホプキンスは目をつぶったとき以外は彼を思わせる顔はどこにもなく

完璧にヒッチコックになってたし、妻アルマを演じたヘレン・ミレンも

スパっとヒッチコックに言い切るシーンなど、さすがの貫禄も感じさせる。

 

最も興味深かったのは1度目の社内試写では酷評され、

妻と編集しなおした「サイコ」の一般上映のときのシーン。

妻や関係者が席についてもロビーに出てそわそわするヒッチコックは

劇場内のようすを後のドアからこっそり覗いてうかがう。

シャワーシーンになり、観客からの叫び声があちこちから聴こえると安心しながら

あの効果音で指揮をとる仕草をするのがかわいらしい 笑。

 

そしてラストの方では、妻とのシーンでほろり。

お互いが、かけがえのない大事な存在だったのね

 

 

間違いなく、観た後で「サイコ」が観たくなる作品

わたしも久々に観ようと、帰りにツタヤ寄ったけど案の定レンタルされててだめだったけど

他のも久しぶりに観直したくなる、ヒッチコックの物語でした~

 

観る前、観た後に「サイコ」どうぞ

 

 

 公式サイト

Hitchcock         2012年  アメリカ    99min

4月5日(金)より、ロードショー


ナイフ持ってますが、ホラー的要素、サスペンス要素ありませんー。

 

 

ロンドンプレミアにて

女優陣。左から、ジェシカ・ビール、スカちゃん、トニ・コレット、ヘレン・ミレン。

 

監督と。アンソニー、おちゃめ♪

 

 

 

応援して下さると嬉しいな
クリックして下さってる方、感謝です
←please click