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ラヴ・イズ・パーフェクト・クライム/Love is the Perfect Crime/L'AMOUR EST UN CRIME PARFAIT

2013-10-23 12:45:20 | 日本公開未定映画&未DVD化

 

 

 

 

007慰めの報酬」ここ最近だと「チキンとプラム」、

さすらいの女神(ディーヴァ)たち」など、監督としても才能発揮している

マチュー・アマルリック出演最新作。

原作は「ベティ・ブルー愛と激情の日々」のフィリップディジャン。

 


東京国際映画祭にて上映があると知って絶対観たいと思ってたジェシーの「ザ・ダブル 分身」

とこちら、即チケット購入。

そうしたら急遽、来日決定し上映後のQ&Aティーチインしてくれることに!

NYのメキシカンレストランで偶然会ってツーショット写真撮ってもらってから

4年?生マチューさんに再会

 

正直、映画は見れればいいくらいにしか期待も何もしてなかったけど

ミステリアスな雰囲気と、素晴らしい山岳の景色に魅了されて

おまけにマチューさんも出ずっぱりで満足の1本でした~♪

日本公開予定はいまのところないので今回観れて良かった、でも公開希望!

 

監督は、以前も「運命のつくりかた」など初期作品でマチューを起用し、友人でもある

ラリユー兄弟(アルノー・ラリユー&ジャン・マリーラリユー)。

 

 

 

 

女生徒もほっとかない、モテモテの大学教授に その眼力で女たちを魅了する

マチュー・アマルリック。

 

 

同居する不思議な関係の妖しい妹にはカリン・ヴィアール。

妹っていうかマチューより老けてみえるんだけど?笑

 

 

行方不明の生徒の義理の母と名乗る謎の女に、マイウェン。

(「ハイテンション」などにも出演、リュック・ベッソン監督との間に女児あり)

女優業の傍ら、初監督した「Polisse」が11年のカンヌ映画祭で審査員特別賞を受賞

 口元が特徴。

 

 

 

 

 

 

 女好きでヘビー・スモーカーの大学教授に忍び寄る事件の影。失踪した女子大生の行方は…? 

雄大な自然の中で展開する、ミステリアスで哀しい愛の物語

 

 

7/10(78点)

 

 

同じ原作者の「ベティブルー」の映画を観たのはもう20年以上前。

こちら、ラリユー兄弟が美しい山々の映像と共にミステリアスに映画化。

暗い冬の夜。山道を走る一台の車。

助手席には生徒と思われる女性。

山の上にある家に辿り着き、共に一夜を過ごしたその若い女性が翌朝いなくなる。

兄への異常な愛情を感じる、妹とも何やら不思議な雰囲気で謎めいてる。

過去に母親から体罰を受け二人は一緒にいるなと言われて来た。

その両親ももういない、ということが明かされていく。

 

次々と女生徒から個人授業をなど、誘いがきてモテモテっぷりの大学教授に忍び寄る

行方不明になった生徒の義理の母親だと語る女。

夫は軍人で、帰りを待つがもう顔さえ覚えてないほどという。

 

何度か会っているうちお互いが求めあうようになっていく。

そこにいくつもの、ミステリアスな要素が加わり目が離せない。

 

 こういうミステリー大好き。

夢遊病のようなきらいのあるマチュー演じる男がとる行動で

犯人はほかに妹か?くらいしか見当たらないし

観る側にバレバレではあるけど、

言い寄られても自分からは本当に女を愛せない

女好きそうにみえて実は、名前も覚えていない生徒とも体の関係をもったり、その場をしのいでいる。

見たくないもの、犯した罪を全て「穴」に埋めていってしまう。

 

めぐり合えたと思った愛する女性の正体がわかったあとの、その終着点。

自分の過ちにも、自分自身もわからなくなってしまった男の悲劇。

 

愛し合うようになった女性(行方不明女生徒の義理の母親)の

ラストの泣き顔が本作の哀しみを物語る。

 

マチューだからこその作品

ぜひ日本公開して欲しいな。

 

L'AMOUR EST UN CRIME PARFAIT /Love is the Perfect Crime
フランス語         2013年   フランス=スイス       111min
監督/脚本:アルノー・ラリユー
監督/脚本:ジャン=マリー・ラリユー
プロデューサー:ブリュノ・ペズリー
プロデューサー:フランシス・ボーフラッグ
原作:フィリップ・ジアン
撮影監督:ギヨーム・デフォンテーヌ
編集:アネット・デュテルトル
音楽:カラヴァッジョ
出演:マチュー・アマルリック、カリン・ヴィアール、マイウェン、サラ・フォレスティエ、ドゥニ・ポダリデス

 日本公開未定。

 

 

2013/10/20 東京国際映画祭@六本木ヒルズにて、ティーチイン。

 

上映後は写真撮影もできたのだけど、ちょこんと座る姿が可愛いマチューさん♡

そしてQ&Aでのやっぱり謙虚な姿。

「映画に出るのは、友人の監督たちから声がかかるから出ている。

でも朝起きて真っ先に考えるのは自分の監督作のことだよ」

と語るマチューの、次なる監督作が待機中

グレ警部シリーズで知られる作家ジョルジュ・シムノンの「青の寝室」の映画化。

マチューの長編監督第5作目。

互いに家庭を持ちながら、不倫関係におちいった幼なじみの男女の周りで起こった殺人事件をめぐるサスペンス。

 

今後の出演作としては、アマルリックの最近の出演作は、アルノー・デプレシャン監督の新作のほか、

ロマン・ポランスキー監督によるマゾッホの小説「毛皮を着たヴィーナス(Venus in Fur)」を

題材にした同名ブロードウェイ劇の映画化、

ウェス・アンダーソン監督の「ザ・グランド・ブダペスト・ホテル(The Grand Budapest Hotel)」

こちらはジュードやオーウェン・ウィルソンも出演にも参加で楽しみ!

 

 

 

 

 

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