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プリズナーズ/PRISONERS

2014-05-11 17:20:34 | 劇場&試写★6以上

 

 

 

ヒュー・ジャックマン×ジェイク・ギレンホール 主演のサスペンス。

監督は、「灼熱の魂」(2010)でアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされ、

本作でハリウッド・デビューを果たしたドゥニ・ヴィルヌーヴ。

 

娘を誘拐された男をヒュー・ジャックマン。

自分しか娘を守れない、何としても探し出す!と激情型の父親。

 

ヒゲ蓄えて、終始笑顔のほぼ笑顔なしの険しい表情で執念の男。

 

捜査担当の刑事をジェイク・ギレンホール。

過去にワケありのこれまで未解決事件なしの頼りになる男!

 

何者かに誘拐されて姿を消した6歳と7歳の少女の捜索を巡り、冷静にじっくり捜査を進めていく刑事と、

自らの手ですぐにでも我が子を見つけ出そうと暴走する父親。対照的にみせる。

 

 

 

容疑者に、いつでも怪しげキャラ、ポール・ダノ。相変わらずそのキモさがいいね!

 その叔母に、メリッサ・レオ。(強烈)

 

もう一人の被害者の両親に、ヴィオラ・デイヴィス、テレンス・ハワード。


 

 マリア・ベロはヒュー様の奥さん。

この母親ののちの変貌ぶりも見事。

 二人の息子で行方不明になる娘の兄役で、ディラン・ミネット。

ドラマ「LOST」や、「モールス」でいじめっ子してた男の子。

 

 

とにかく、キャストたちが皆素晴らしい。

ヒュー様も、ポール・ダノももちろん良かったけどとくに今回は

ジェイク・ギレンホールに1票。

被害者の父親からの圧と、警察側からの立場の板挟み状態で

一生懸命にやってるにも関わらず、被害者の父親に「お前のせいだ!」と責められる。

精神的にも自分を追い込みながら、彼なりの方法と勘を頼りにじっくり犯人を追いつめていく。

 

 

8/10(84点)

 

 

思った以上に見応えあった。

最初から最後まで面白く、引き込まれる。2時間超えだったけど退屈なし。

ヒュー演じる父親が、警察を頼らず結局ひとり思いついた野蛮な行動に出るのは

法的には違法だし、犯罪だし許されないこととしても 被害者という立場からすると

共感できるとまでは言わないけど、避難は出来ないというか

もし自分だったらどこまでするだろう?っていうのは考えさせられる。

それがまた、ポール・ダノも「知能は10歳児並み」ということで

うまく思わせぶりなもんだから、こちらも巧い具合に翻弄される。

ここまでやっていいの!?ってほどの拷問。

特殊メイクかな、すごい形相になっててリアルだった~

あそこまでされてやっと最後で大事なこと吐くなんてね

 

そうして後半現れる、もう一人の犯人候補。

そことの追いかけ合い、様々な伏線を経ての結局のところの犯人とは。

そっちくるか~!って犯人でわたしは読めなかったな 笑。

誰だこの巧いゲスなおばちゃんって、ポール・ダノの叔母のことは思ってたけど

なかなか覚えられないなこのおばさん(メリッサ・レオ)。

メリッサ・レオだと気づいたのはエンドロール。どうりで巧いし重要なわけだ。

脚本もだけど、演出が巧い。

あと、ここで終えるか!っていうラストがまたうまくてにくかった。

 

これはヒュー様ファンだけじゃなく、サスペンス好きな方にはぜひ観てほしい1本


 

 

 マサチューセッツ州郊外。感謝祭の夜、二人の幼い少女が行方不明となる。手がかりは少なく、警察の捜査は錯綜する。容疑者を逮捕するも、証拠不十分で釈 放。少女の父親の一人ケラーは、警察の手緩い捜査に痺れを切らし、自力で我が子を助け出すため越えてはならない一線を越える。一方、事件を担当する刑事ロキは、新たな容疑者に目をつけ捜査を始める。やがて、男たちは想像を絶する事件の真相を目の当たりにする・・・。

 

 

 公式サイト 

 PRISONERS            2013年   アメリカ   153min       PG12

 5月3日より公開中~

 

 

本作のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の次回作はまたまたジェイクが主演の

複製された男」で日本では7/18からの公開。

共演はメラニー・ロラン。 こちらもものすごく楽しみ♪

 

 

 

トロント映画祭にて

楽しそう

 

 

ポール・ダノは「ルビー・スパークス」で恋人同士を演じて実際恋人の

エリア・カザンの孫娘、ゾーイ・カザン同伴。