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チャッピー/CHAPPIE

2015-05-27 15:06:55 | 劇場&試写★6以上

 

 

第9地区エリジウム」のニール・ブロムカンプ監督の3作目。

警察の戦闘用に開発された人工搭載の学習型ロボット“チャッピー”

たまたまギャングに育てられることになったチャッピーの成長の行方、

人間の欲望と思惑に翻弄される彼を待ち受ける衝撃の運命。

 

2016年、南アフリカ・ヨハネスブルグ。急増する犯罪に対処するため、南アフリカ警察は

兵器製造のテトラヴァール社でディオン・ウィルソンによって開発された兵器ロボットを購入。

警察官として犯罪者を取り締まり、おかげで犯罪率は減少していた。

 

監督のほか脚本・製作も、ニール・ブロムガンプが担当。

 

監督の友人で、「第9地区」では制作側だった素人から主演に抜擢のシャールト・コプリーは姿みせてないと思ったら、

ロボット、チャッピーのパフォーマンス・キャプチャーと声を担当。

 

 

スラムドッグミリオネア」などのデヴ・パテルくん。

増々濃くなったな~ 

今回はロボットの開発者でチャッピーの生みの親、ディオン。

 

 

 

ヒュー様は悪役とは聞いてはいたけど

ほんとにヤなヤツだったわ。 それにこの頭

 

 

傑作SFの女王、シガーニー・ ウィーヴァーも彼らの上司で軍事企業のCEOでちょこっと出演。 

 

 

チャッピーを悪用しようと誘拐し育てることになるチンピラ(ギャング)3人組のうち

カップルのニンジャとヨーランディ役の二人。

(アメリカ役はウォーキングデッドにマルティネス役で悪人だった人)

極悪人、ヒュー様よりももっと良かったのがこの二人。

母親となったヨーランディ、意外といい人でよかったね 笑

母性に目覚めたヨーランディとの触れ合いで、チャッピーは”人間の良い面”も自然と学ぶ。

 

ガガ様の前座も断り5年まえのサマソニで日本でも披露した、Die Antwoordという名で活動してるラッパー。

2009年にアルバム「“$0$”」でデビューし、アヴァンギャルドな音楽性、

ヴィヴィッドなファッション、ユニークなパフォーマンスで人気らしい。

劇中のアートワークやチャッピーのボディペイントも彼らによるもの。

 

俳優経験なしのわりにすごい二人とも自然な演技力だった~ ほんとにギャングに見えたし 笑

GOニンジャ♪とかいうセリフのラップがかかって面白いなぁ~って思ってたら実際に彼らの曲だったのね 笑

『チャッピー』ダイ・アントワード出演シーン

 

ドラッグ取引のミスで、街を牛耳るボスに大金を払わねばならなくなった2人は、困り果てた末に

市警が導入したばかりのロボット警官の開発者を誘拐してロボットの電源を切って銀行強盗をしようと思いつく。

かくして、歴史上初めてAIを搭載して誕生したロボット、チャッピーは

自分たちの味方になるようプログラミングしようと企むギャングのもとで育てられることに。

 

 

2016年―犯罪多発地区、南アフリカのヨハネスブルグに世界でただ一体の “感じ、考え、成長する” AI(人工知能)を搭載したロボットが誕生する。チャッピーと名づけられた彼は、生まれたての知能をもち、TVアニメを見てヒーローを真似するかと思えば、デッサンも楽々こなすほどの学習能力で急速に成長していく。だがその姿を見た研究者が「考えるロボットは人類の敵」とチャッピーを追いつめていく。加速度的に成長するAIは彼自身のバッテリーが残り5日間だと知るとともに、死への恐怖も感じていく。「僕は生きたい」と、純粋無垢な心をもったチャッピーが叫んだ先にはどんな運命が待っているのか…。

 

 

6/10(65点)

 

 

ツッコミどころもけっこう多く

脳のデータを移行出来るというヘルメットなんて、あんなちょろっと何か操作しただけで

すぐ出来ちゃうようになっちゃうのかとか、

そもそも人間にもロボットにも共用か!とか

腕のとれたチャッピー、ヨーランディがアメリカに「ちょっと直せる?やってみて」と

都合良く車にあったという片方の腕、5秒くらいですぐ付いてた  速! 笑

他にもきりがないくらい、色々とツッコミたいところはあったけど

そこ含め、まぁ楽しんだかな。

途中まではいまいちに思ってて、人口機能のロボットの話しだったら

スパイク・ジョーンズの「I'm Hereのが断然良いよと思ってみていたが。

 

もう少し成長シーンあってもよかったような。

ギャングとの絡みがとにかく長い。

全体的に120分は長く感じた。あと20分短くても個人的には良かったかと。

 

バカップルがなかなか楽しい♪最初は早くこんなヤツらから逃げろ~って思ってみてるんだけど。

普通なら?こういうシーンは30分も先に出しておいてあとはチャッピーが改心されてく話しに持っていきそうなものを

1時間半くらいずうっとチャッピーギャング風にしつけられたままで、

しかも子供だから、警察ロボットじゃないと分かった時の人間の酷い仕打ちは観るに耐えない

可哀想でも感情移入するまでは至らなかったけど、

とにかくチャッピーが善悪がつくようになりデヴ・パテル演じる創造主の味方になるという展開になっていかないので

へんなストレスがみててすごいたまっちゃった

 

ギャングとともに犯罪を働いていくチャッピー、

ヒュー様により、警察ロボットが全停止して悪人たちが暴走、めちゃくちゃになる。

そして新たなロボット始動により、、、、

 

 

人間の意識までもロボットに飛ばせるとは奇想天外。

ラスト近く、肉体と人格の関係性は崩壊。

勇ましく、凶悪ロボットに自らのカラダひとつで立ち向かうニンジャ。

そしてそれをかばおうとして命を落とすヨーランディ。

 

その後のラストまでの展開が良かった。

ニンジャの本気と愛に拍手。

 

このラスト10分がなければ、普通のロボット映画として評価はふつーに終わるとこでした

 

とはいっても「第9地区」のエビキャラの愛らしさには敵わないしあの作品は超えてないけどね

 

現在、監督は「エイリアン5」の脚本を執筆中

「エイリアン」シリーズファンとしては楽しみすぎる!! 「第9地区」のエビちゃん、カメオででないかな 笑。

 

ロボットの話だったらS.ジョーンズ「I'm Here」おすすめ

 

 公式サイト 

 CHAPPIE            2015年    アメリカ/メキシコ/南アフリカ    120min

5月23日~公開中~

 映画『チャッピー』予告 2015年5月23日(土)公開

 

プレミアにて

 

 

 

デヴ・パテル、ロストのサイード風になってる