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エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に/EVERYBODY WANTS SOME!!

2016-11-15 23:46:06 | 劇場&試写★6以上

 

 「ビフォア・ミッドナイト」シリーズ、「スクール・オブ・ロック

「6才のボクが、大人になるまで。」などのリチャード・リンクレイター監督最新作は原点回帰

夏休みを迎えた高校生たちの混沌の一夜を切りとった'93年の「バッド・チューニング」の

“精神的な続編”との位置づけで撮り上げた青春グラフィティ

 

 

 

リンクレイター作品は、いつも型にはまらない様々な作品を送り出してくれるので

毎回楽しみで大好きな監督の一人。

本作はデビュー作でもある「バッドチューニング」(若かりしマコ様もでてる)の懐かしさも漂わせた、

見た目男臭い面々なんだけど、男臭くない、懐かしくも爽やかなBack to the'80ムービー

 

 

一応、主演ジェイクはこの子。「glee」でライダー役、ブレイク・ジェナー。

 

 

リーダー的な存在、フィネガンに「SEXエド」にも出てた、グレン・パウエル。(中央)や

他、ライアン・グズマン、J・クイントン・ジョンソン、テンプル・ベイカーとあまりメジャーじゃない方々

 

あとあと、チラシ画像見てて映画行く前気づいた

「ウォーキングデッド」シーズン7でかなりキーとなる人物、ドワイトが

コレだ!

オィオィ、どこが大学生だ、4.5回留年してるだろって感じのオッサン感ですが。 笑!

(同い歳??)

 

」では結構イケメン的立ち位置だった、ワイアット・ラッセルが少し太って留年ジャンキーになってたのにはびっくり

 

演劇やってる女の子、ビバリーにはゾーイ・ドゥイッチ。

なんとこの子、実の母親は「バック・トゥ〜」のお母さん、リー・トンプソン!!

可愛いね。

 

どうみたってお前たちオッサンだろ、ってツッコミたくなるほどオッサンぽいのだらけ

だが、そこがイイ! 笑

これとかどこが大学生じゃ。

 

 

とまぁ、オッサンだらけだけど(キャスト紹介はこのくらいにして、、、、)

 

 

7/10(70点)

 

 

オープニングは、ザ・ナックの「マイシャローナ」から始まり、

タイトルにも用いられたヴァン・ヘイレンの「エブリバディ」や、ブロンディの「ハート・オブ・グラス」

パティ・スミスの「ビコーズ・ザ・ナイト」、ディーヴォの「ホウィップ・イット」など、

リンクレイター監督が自ら選曲した

'70〜'80年代のヒットソングがかかる全編通して懐かしい感じが好き。サントラ欲しいかも。

01. マイ・シャローナ / ザ・ナック
02. ハート・オブ・グラス / ブロンディ
03. テイク・ユア・タイム / S.O.S.バンド
04. ハートブレイカー / パット・ベネター
05. オルタナティヴ・アルスター / スティッフ・リトル・フィンガーズ
06. エヴリワンズ・ア・ウィナー / ホット・チョコレート
07. エヴリバディ / ヴァン・ヘイレン
08. レッツ・ゲット・シリアス / ジャーメイン・ジャクソン
09. ビコーズ・ザ・ナイト / パティ・スミス
10. 甘い罠 / チープ・トリック
11. ホウィップ・イット / ディーヴォ
12. ロミオの歌 / スティーヴ・フォーバート
13. グッド・タイムズ・ロール / カーズ
14. ラッパーズ・ディライト / シュガーヒル・ギャング

 

描かれているのは、練りに練った面白い脚本、感動、とかいうものじゃなく

1980年代のテキサス大学野球チームの一年生の新たな友情と恋、青春の数日間を切り取って描いた

リンクレイター監督お得意のリアルな会話と日常の他愛もないあれこれ。

メインキャストは数人いるけど、特にメジャーな俳優を使っていないところもポイントで

アメリカのあの時代の、想像するだに青春のページが垣間見られるといった感じ。

個人的には、80年代ポップスやロック、ディスコソングなどなんでも好きなので当時の流れと

携帯電話もなく、固定電話での会話や車でナンパ、

野球の話よりおう女の子を誘うかとかで盛り上がったり、酒場行ったり、大学生活初のデート、

かと思えばちゃんと野球のシーンもあり(本当少しだけ)

話は起伏あって面白いというより、懐かしさと当時のアメリカンな若者たちの青春を感じる作品といったところで

万人受けとか、すごいおすすめというわけじゃないんだけど

そこはリンクレイター、独特の間とか、空気感が愛すべきものとなって映し出され、観る者に訴えかける

主演以外はオッサンくさい連中ばっかだなと最初は思いきや、

上にも書いたけど よーく見ると、

リンクレイター監督の2008年日本公開の映画「ファーストフードネイション」に出演した

グレン・パウエル(この中では一番お気に入り)や

「ウォーキングデッド」のドワイトもいるしで私的には、上乗せして楽しめちゃった。

ドワイト役のオースティン・アメリオは「ウォーキングデッド」では全然こちらとは真逆と言っていいほどの

キャラなのでそのギャップ、「ドワイトの青春時代」みたいな感じで楽しめる。

 

全体的にところどころで細かい会話がツボだったり。

細かいネタで、ビリヤード中に 変な支えの棒みたいなの使ってるやつがいて、

なんだそれそんなの使うなって話、笑えた〜。わたしもあれ不思議だったんだよね。

80年代当時やっぱりビリヤード流行ってたし 懐かしい。(笑)

今の20代から30代前半の若い子たちこれ観たらどんな感想なのか知りたい。

そこまでハマらないのかな??

 

 公式サイト

EVERYBODY WANTS SOME!!       アメリカ      117min

11月5日より公開中〜    

 

 

プレミアにて。

 

右、リンクレイター監督。「スクールオブロック」繋がりのJBまできてた

6才のぼくが、大人になるまで」のパトリシア・アークエットも。

左、ドワイト。(オースティン・アメリオ)  右、ワイアット・ラッセル。

 

GAPのモデル風。