うしくの辺り:魅力度最下位? 茨城県の南部

茨城県の牛久市を中心に、散歩やドライブで見つけた素敵な場所や不思議に思ったことをつづった。魅力度最下位茨城の地味な魅力。

虎塚古墳 ひたちなか市

2023-03-26 08:00:00 | 名所

牛久から高速で1時間程度。ひたち海浜公園の手前に虎塚古墳がある。

国指定史跡である。

年に二回,春と秋に石室内部が一般公開される。(3月下旬や10月下旬ころ)

公開日は毎年異なるので,ひたちなか市のホームページなどで調べてほしい。

この古墳は保存状態が良く,成人の遺骸や太刀などが発掘されたという。

石室内の彩色も残っている全国的にも珍しい古墳と聞いた。

今は高松塚古墳のように空調を効かせた環境で保存されている。

 

春はちょうどサクラの頃,訪れた。

前方後円墳の形は良く残っているが,比較的小ぶりだ。

古墳の上にも登れて,どうと言うことはない。

大きな木まではえている。

 

発掘が昭和48年というから,昔からあまり注目されなかったのだろう。

大発見だったと思う。

 

横穴の入り口近くに小さなテントと椅子があり,10人ほどが順番を待っていた。

ほどなく数人ずつが中に案内される。

ガラス越しに説明員が懐中電灯を照らしながら口早に状態を説明する。

ガラスが曇ってあまりよくわからない。

まあ,大変貴重なものをみせてもらった気分は味わえた。

 

帰りに車を停めた「ひたちなか市埋蔵文化財調査センター」に立ち寄ると,石室のレプリカがあった。

酸化鉄の朱色は世界各地の洞窟絵画などで見られる色だ。

丸や四角の意味はあったのだろうか。

抽象的ですてきな図柄だ。

 

 

自分がこんなお墓に入って,1000年以上たって発掘されて,骨拾われて,みんなが見に来たら。

ちょっとはずかしいなあ。

 

虎塚古墳

 

ではまた,ぶらり。

 

 

 

 

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銅像:子供たちがいなくても

2023-03-21 22:00:00 | 散歩

近くの公園を散歩すると、銅像がところどころに。

子供たちをテーマに3体置かれていた。

これは少女と小鳥

 

次は、かけっこ

 

そして、希望

 

ややシンプルなブロンズ像たちである。

もう夕方で子供たちはいない。

明日も遊びに来て、待ってるからね。

という雰囲気がある。

 

最近、長野市で公園で遊ぶ子供の声がうるさいとの理由で公園が廃止されて話題になった。

一方で、少子化対策まったなし、と政府が焦っている。

迷走する日本の将来。

 

明日はどんだけの子供たちが帰ってくるのだろう。

 

 

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一番有名なSL?:新橋駅前

2023-03-19 19:00:00 | 鉄道

新橋駅前広場の蒸気機関車SLはたぶん日本で一番有名なSLだろう。

 

ニュースのインタビューで街の声をひろう場としてよく登場する。

たしかに、時々、テレビカメラとマイクを持った記者が待ち構えている光景をみる。

マイクを向けられたら困るので、遠回しに改札口に急ぐ。

でも、避ける人を追いかけてまでは来ない感じ。

なので、インタビューされる人は、されたそうにうろついて、または近づいて行く人たちなのではないかと疑っている。

 

このSLはC11の292

ネットで調べるとすぐにヒットする。

昭和20年2月11日生まれの戦中派。

姫路機関区で103万キロメートルを走って、1972年品川に運ばれ、廃車。

新橋に展示されたという。

展示されてから50年以上。

渋谷の忠犬ハチ公とならぶ駅前名物だ。

酔っ払いや目立ちたがりに囲まれて、楽しい余生だろう。

 

ではまた、ぶらり。

 

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竹の脅威:居住地へのインベーダー

2023-03-12 18:00:00 | 散歩

里山というかちょっと都市部を外れると、タケが旺盛に繁殖し手に負えなくなっている。

昔は関西以西で社会問題化していたが、関東周辺でもあちらこちらで見かける。

茨城県南部の牛久市も例外ではない。

ちょっと初めての散歩コースをたどったら、無残な物置小屋に出くわした。

そもそもモウソウチクもマダケも人が植えたもの。

モウソウチクなんで江戸時代に中国から初めに持ってきて植えた年までわかっている。

せっせと人が移植して、タケノコや竹細工で利用してきたが、今や中国産のタケノコやプラスチックのカゴにかわって、だれも見向きもしない。

気が付いたら竹林に囲まれる恐怖。

最近、農家も空き家がおおく、管理しない庭は無残である。

 

都市に人が集中する一方、人の少ない田舎は自然が拡大している。

といっても動物も植物も外来種が多く、固有種が絶滅の危機に。

 

地球にしてみれば、われわれ人類もはびこっている。

やっかいな問題だ。

 

ではまた、ぶらり。

 

 

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エゴン シーレ展:上野東京都美術館

2023-03-05 22:00:00 | アート

上野公園内にある東京都美術館でエゴンシーレ展が開催中

時間帯別のチケット事前購入であったが取れない時間帯はなかった。

それでも区切りの時間には入場者が固まるそうなので、30分ほど遅らせて行く。

シーレ展とはいうものの、シーレが活躍した当時のウィーンの画家たちの展示が並ぶ。

シーレの作品は半分もない(ちょっとがっかり)

この時代のウィーンの美術界はグスタフ クリムトが仕切っていたというが、確実に新しい風が吹いていたようだ。

新しい風は決してさわやかではなく、多くの批判や論争を生んだ。

いまでこそクリムトやシーレは世界的に評価されているが、当時としては刺激的過ぎたのだろう。

心地よさの中には退廃のみ。

結局、クリムトも、シーレも、1918年にスペイン風邪で亡くなっている。

シーレはまだ27歳。結婚後間もなく、画家としても認められ始めたときに

 

第一次世界大戦、スペイン風邪の流行と暗い時代だったようだ。

ロシアのウクライナ進攻、新型コロナウイルス。私たちも今、にたような時代。

 

そして最近のアート新しい潮流はなんなのだろう。

AI? まさか

 

ではまた、ぶらり。

 

シーレのサインです↓

 

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