うしくの辺り:魅力度最下位? 茨城県の南部

茨城県の牛久市を中心に、散歩やドライブで見つけた素敵な場所や不思議に思ったことをつづった。魅力度最下位茨城の地味な魅力。

茨城県自然博物館:ブナ展

2020-12-26 09:00:00 | 自然

茨城県西部の常総市(旧岩井市)に自然博物館がある。

見上げるような恐竜の骨格標本などあって、小学生に大人気。

どこでも博物館は小学校の課外学習を支えていると思うが、茨城県の小学生もかならずここを訪れる。

コロナで行事がつぶれても、再開したここの博物館は受け入れてくれる。

駐車場にバスが2校10台ほど停まっていた。

ありがたい存在だと思う。

 

久しぶりに来たのはブナ展に興味があったので。

ブナは温帯を代表する樹木。

ヨーロッパにはヨーロッパブナ、アメリカにはアメリカブナ、日本にはブナとイヌブナ。

 

茨城県の筑波山にも山頂付近にブナがあるが、最近の温暖化で衰退してきたという。

筑波山のブナの場所を一本一本すべてしらべて、位置を地図上にマークした調査が紹介されていた。

ちょっとクレージーな感じだが、ここまですると圧巻。

正直、感動しました。

 

ところで、全国に2県だけブナがないという。

亜熱帯の沖縄県。鹿児島県が南限。北限は北海道の南部。

北海道のブナの葉の大きさ(九州の地図のとなり)は,鹿児島の3倍くらいある。

 

そしてブナのない県もう一つは、お隣の千葉県。

千葉には標高の高い山がないので分布していないのだって。

そこで、千葉の最高峰を調べてみた。

愛宕山。どこにでもある名前。標高408.2m。筑波山は877mだから半分以下だ。

当然ブナはないだろう。

 

ただし、この愛宕山に登るのは難関だという。

それは、航空自衛隊峯岡山分屯基地の中にあって、申請して許可を得なければ入れないし、許可日も限られているそうだ。

ネット上に登頂記がいくつも出ている。

いつかチャレンジ?してみよう。

 

ではまた、ぶらり。

 

 

 

 

 

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農業県いばらき:全国2位から4位をキープ

2020-12-19 08:00:00 | 農業

茨城県は農業県である。

農業産出額の1位はダントツ北海道。1兆円。

2位は茨城、千葉、鹿児島の3県で毎年激しく争っている。

規模はだいたい4000億円台。

農業は天候に左右される産業なので順位の入れ替わりは仕方ない。

 

農業王国の礎を築いたのが農業学校。

その古い校舎が県立歴史館に移築されていた。

 

明治28年に開校し、現在の水戸農業高校に続いている。

今年で125年(たぶん)。

通称「水農」というらしい。

昔は農業高校は全国どこにでもあったが、最近はめっきり少なくなった。

水農は今でも生徒数900名、職員数140名、7学科もあり、茨城の農業人材を多数輩出しているようである。

その原点がここに残っているのは関係者にはうれしいことだろう。

(私の母校はどこも建て替えられてちっとも面影はない)

 

 

家庭菜園くらいしかやらないが,日本の農業をささえる人たちを応援したいと、いつも陰ながら思っている。

 

ではまた、ぶらり。

 

 

 

 

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茨城県歴史館:旧水海道小学校洋風校舎

2020-12-12 11:00:00 | 名所

茨城県の水戸に茨城歴史館がある。

偕楽園の近く、庭は公園のようになって近隣市民が通り抜けている。

イチョウ並木があって最盛期にはライトアップされているそうだが、ちょっと遅かった。

歴史館の外観は城の石垣を模しているのだろう。

企画展の縄文展が開かれていた。

土器や土偶をゆっくり見たが、ほどんど撮影禁止だったので紹介しない。(なぜ撮影禁止なの?)

 

その一角に旧水海道小学校が移築されていた。

明治初期の洋館風建物で堂々としている。

 

茨城県西部の水海道市(みつかいどう)は平成の合併で現在は常総市になっている。

江戸寛永年間に鬼怒川と利根川をつないで江戸への水運が切り開らかれたため、茨城西部や栃木方面の荷物が集まり、かなり栄えたという。

 

この学校を町民の寄付で建てたというのだから、かなりの栄えた町だったと思う。

学校の沿革をみると、昭和7年講堂にスタンウェイピアノを購入という記述もあった。

普通の小学校だが、ハイソな(こういう言葉最近使わないなあ)教育が施されていたのかもしれない。

最近はほとんど話題にならない水海道。

牛久からは近いので一度行ってみようかしら。

 

ではまた、ぶらり。

 

 

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厳島神社:つくば市天宝喜

2020-12-05 06:00:00 | 神社仏閣

 

つくば市の南端に天宝喜という地名がある。

「あまぼっき」と読む

そのはずれ,野田牛久線の城山団地入り口の信号近くに,厳島神社がある。

広島県の厳島神社の系統であろうか。

 

 

お社の周りに堀が巡らされておりちょっと格が違う感じがする。

鳥居をくぐって橋を渡って本殿にお詣りする。

 

入り口の由来を書いた看板によると,創建は弘仁3年(812年)。

元和5年(1619年)に茅葺きの御堂が御手洗池を巡らし建立されたとある。

元は弁財天が祀られていたそうだ。

明治元年,廃仏毀釈の時,弁財天は神道の市杵島姫命と解することから,厳島神社と改められたとある。

地元の人に大切にされていたのだろう。

 

茅葺きの御堂は昭和47年まで続けられたが,カヤの入手が困難なため,カラー鉄板で覆われたそうだ。

詳細な説明文から,こんな集落にも長い歴史があることを知る。

静かな境内のイチョウの大木から銀杏が時々音を立てて落ちる秋である。

 

ではまた,ぶらり。

 

厳島神社 

 

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