数は見ないトンボで時折見かけるサイズのイトトンボなのだが名前が未だに判らない。赤い体色の個体を見た事もあったので「アジアイトトンボ」ではないだろうかと推定しているけれど頼みの綱のS先生も「イトトンボ科は判らない」とおっしゃるので万事休す、新茶も急須である。しかしながら今期の新茶は自分で揉んだ手前茶しか飲んでいないから早いうちに味わいたいし新茶葉での和紅茶も作ってみたいのだ。
それはともかくこのトンボの飛翔力は弱く、わらわらと言うべきかフラフラと表現すべきか、今にも落っこちそうな飛び方をする。こんなトンボだから長距離移動は不可能と思うものの、どういう過程でこの谷あいに棲息するようになったのかもとんと分からないのである。とは言え、このような非力なトンボが生息できていると言う事は我が姥捨て山フイールドの平和は保たれていると観るべきだろう。周囲の動植物は勿論、飼育下では無いので「環境エンリッチメント」などと言う用語で説明できる訳も無いのだが別の表現「生態系エンリッチメント」は正しく作用されていると爺我自賛する!。なんてったって活動の柱は「生物生産緑地」なのである。