トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

モリアオガエル産卵

2024-05-08 | 小父のお隣さん

 4月8日、泥浚いを始める前にトンボ池傍、オオヤナギの枝にモリアオガエルの卵塊が見えた。上の池の傍らのコナラの木々も見回って三日月池も見回って、他に卵塊は無し。とりあえず今期の初産卵である。5月上旬、中旬、下旬の区切りで観れば早い方だけれどばらつき具合からすれば特段に早い訳でも無い。ニホンアカガエルほどの「待ってました!感」は無いけれど周囲の新緑と合わせて受け止めれば「初夏になった!」のである。あの唱歌「皐月や み蛍飛び交い クイナ鳴き 卯の花咲て・・・」なんて口ずさむ事は無くなったけれどこの時期は緑豊潤で生命力に溢れている。


ヒオドシチョウの幼虫、蛹化直前体

2024-05-08 | 小父のお隣さん

 棚田部でS先生が「ヒオドシチョウの幼虫がいる」と呼んでいた。今期、テングチョウもヒオドシチョウも見ていない小生で若葉を萌えさせ始めた頃からエノキを見上げているのだが飛翔体も食痕も発見できずに至っていたのだ。

 早速、指し示した場所を見れば沈泥分水池の水面に伸びた竹の一端にぶら下がっていてまだ幼虫のすがたそのままである。糸を張ってこれから蛹化を開始する態勢だ。何年か前に大発生した時があり、この時はエノキを見上げれば黒い塊になって幼虫が見え、その付近の若葉はことごとく食べられ裸枝になっていた。蛹化の時はエノキから外れて周囲のあらゆるところで蛹化したので「あっちを見てもこっちを見ても、上を向いても下見ても」蛹の満艦飾でびっくり仰天玉手箱だったのである。

 ところが日を置かずしてヤマトシリアゲが大発生、と言うより蒙古襲来、いいえ大挙襲来し、ことごとく穴を開けられ吸汁された殻だけが残ったと言う事があったが、それも一度きりである。しかしなあ、この竹竿は沈泥分水池から泥水池に水を定量届けるための塩ビ管清掃用なのであった。降雨出水すれば落ち葉や小枝の残渣物が地中に埋設した塩ビ管の凹んだ部分で詰まるから、その清掃用なのだが、これで清掃用には使えなくなった。何て骨体・マーフイの法則通りだ。