トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「赤い縁紋」

2024-05-14 | 小父のお隣さん

 ゴールデンウイークともなれば発生したトンボは五種類になった。その中でも個体数の多いのはアサヒナカワトンボなのだが体長や体色、はてまた翅色や縁紋の色まで差があって小生のような素人では「別種か⁉」と疑心暗鬼になり易い。元より低年金高齢者ともなれば耄碌はあるし短期記憶の劣化も進むので「正しく学ぼう!」と言う義真はあっても暗記は苦手になる。とは言え疑心暗鬼は得意なのである。

 作業の帰り道、何気に視点を向けた先にカワトンボが二匹寄り添っているではないか。姥捨て山の孤爺としてはれっぱくの気概を持った悋気でデジカメで切って落としたのである。ところがであるどうもオス同士らしいのだが一方は縁紋を紅に染めて三つ葉桟敷で寄り添っている。オスメスならば「真昼間から・・・!」と小言のひとつも言うのだけれど今回はすごすご退散する。山神様の扁額にあった「山の恋路を邪魔する奴はマダニに噛まれて死んじまえ」の格言を思い出したのだ。この格言は場を得て妙、オススメとすれば山神様の配慮であろうし我が記憶力に深謝だ。

 それにつけても体色、翅色、透明度、体長、縁紋色と多様性のるつぼである。それはまた混乱の極み、右往左往のるつぼ内で混沌の世界だ。孤爺の眼鏡は乱視の眼鏡右往左往と見てたから見てたから・・・。