ラ・ヴィータ イタリア

イタリア:ベニスでの日常生活やベネチアンガラス工房のお店“L'albero”での出来事、イタリア&海外お奨めスポットなど

Casa di Pino (Pinoの家)ビフォー&アフター7 こだわりの外壁

2013-06-30 01:45:57 | イタリア:自宅改装

Piさんいろいろとコツコツ家を作っておりますが

その中でも自他ともに認める一番の大作がこだわりまくった外壁

 

いやーもう最初デザインの構想を聞いてびくり!!!

“Pino、本気?そんなことはじめたら何年たっても終わらないよ~”

と言う私の言葉など全く無視

 

作り始めてしまいました~2006年の夏のことです

 

まずはかろうじてあったビフォーの写真

家の入口がアルミのガラス窓になっているのが

おわかりでしょか?

 

なんとここを大胆にもぶち壊し

全く新しく壁を作りその装飾に入っていった

 一体どんな装飾かと申しますと

例のアルコ制作時に使った古いレンガを引き続き使用

好きな大きさにランダムに切って

まるでモザイクのようにはめ込んでいった 

一個ずつ切りはめ込んでいくという気の遠くなるような作業

これ全部手作業でカッティング、、、、

あ~めまいが、、、、私には絶対無理

Piさん曰くこのレンガは現在のものではなく昔の古いレンガでないと

この趣感がでないと材料からしてこだわりまくった!

 

レンガを電動のこぎりで切るため騒音とそこから出るレンガ色の埃

庭で作業しているため両となりには大変申し訳なかった

 

いつも顔を見るたびに謝っていた私

寛大な両お隣さんは

“気にしなくて大丈夫だよ、Pino頑張って作っているね~”と

いい人達で良かった~

 

このこだわりの壁は制作開始から2年経過した

2008年9月の結婚式に時には完成している予定だった

でもやっぱり予定通りいかなくて

 

結婚式当日には出来上がらず一部セメントの壁がむき出しのまま

そのまま庭でガーデンパーティーとなりました

は~いつもこうなる未完成

 

完成したのはそれから数年後だったような、、、、、もう記憶に残っていない

そして年単位で制作した外壁がこれ

自他ともに認めるご自慢の大作となりました

Piさんのこだわりが一杯詰まったいい感じの壁となりました~

泥棒除けのアイアン飾りも例のバルテルのところで格安で分けて頂き

色塗りしてはめ込みました

 

窓の上にはこれまたPIさん曰く 

“これすごーく古い木材なんやで~”

とか言って防水加工してニスを塗りはめ込みました

 

花が置けるようにと小細工もしてくれました

 

出来上がって壁をみて

私  “ 家のまわりの壁を全部このデザインにして ”と言うと

人生3倍あっても終わらないと、、、おっしゃる通り

一人でできる限界でした!

Pinoお疲れ様でした


Casa di Pino (Pinoの家)ビフォー&アフター6 2F洗面

2013-06-24 21:14:39 | イタリア:自宅改装

2008年の春

1Fのバス&トイレが使えるようになって

こんどは2Fのシャワールームの全面改装にかかった

この年の9月は私達の結婚式の披露宴を自宅でしようということになっていた

 

いつも時間のかかるPiさん

絶対間に合わないから来年にしようと言う私を振り切り

強引にスタートした

 

残念ながらやっぱりビフォーの写真はありませんでした

工事現場のおっさんと化したPiさん

もとからあったものはすべて剥がしとり

こんなセメントむき出し状況に

セメントで頭に埃がたまらないように新聞で兜をつくりかぶってました

 

写真とりわすれけどここにあった古い便器を取り外して

なんとこの2階の窓から

下に放り投げていた

 

大胆すぎる改装だ

彼の名誉のため付け加えておこう

あくまで我が家の敷地内に投げ落としていた(あたりまえか!)

 

この時点ではこの敷地はまるでジャングルのように

うっそうと草木が茂っていたため

完全にそれがクッションになっていた

 

あとから伐採してここに通り道があることを改めて知った次第でした

 

8月の始めになっても終わる様子のない2Fのシャワールーム

私の家族が日本からやってくるまでに仕上げると言っていたPiさん

案の定この始末

タイル貼りを始めたがとても間に合いそうにないので

ここで初めてタイル貼りの職人を呼んだ

 

途中までPiさんが仕上げたタイル貼り

あとは職人さんに続きを説明してお願いしたところ

帰ってきて確認したら

愕然!色の順番が違っていた!

右端の白とグリーンの張り付け順番が違うと

Piさん激怒!

 

やっぱり人に頼むとこんなことになってしまう

とそれからは人に頼んでも必ずそばにPiさんがいて

あれこれ口出しするうるさいおやじに変身していた

 

そしてやっぱり結局は使える状態までたどり着かず

家族には1Fの洗面を使ってもらった

 

もちろんその時はまだ私の鏡台はできておらず

その部分は壁むき出しのままだた

 

披露宴に招待したお客さんも勿論そのお手洗いを使っているわけで

未完成のむき出しの鏡?を不思議そうに見ている人が多かった

 

2Fの洗面はそれから1年後くらいになんとか使える状態になりました

でもまだ棚とランプがたりないよ~

いつつくのかな?


Casa di Pino (Pinoの家)ビフォー&アフター5 台所

2013-06-11 06:56:07 | イタリア:自宅改装

私としては一番意見をいいたい台所

このような記事を書く事になるなんてあのころは想像もしていなかったので

残念ながらビフォーの写真がない

 

最初に台所を作るにあたりまずはコンロなどをダイニングに移動

 

この仮設の状態で数か月ほど料理

かなりストレスがたまった

 

先に換気扇を取り付けてから改装開始

まずお願いしたのが私の背丈にあわした高さの流しにして欲しいと

以前の台所はイタリア規格の高さで

背の低い私には高すぎて長く調理すると腕がだるくなり使いづらかった

 

そして料理の動線

洗う、切る、火にかける、盛り付ける

この順番だけは断固としてゆずらなかった

 

もし何も言ってなかったら

洗う、火にかける、切るって順番になっていた可能性大!

 

料理をメインでするのは私なので

ここは私の意見を聞きいれてくれた!

 

そしてこの流しの下を完全に閉めて欲しいと

イタリアの流しの多くはこんな風に下があいてるものが多い

 これだとうっかり何か落として奥まで転がりこむと簡単にとれなくなり

知らぬ間に食べ物が腐っていたってことになりかねない!

 

なぜあけてあるんだろうと思っていたが

今になってわかった

 

日本の木の家とは違いセメントの家は呼吸をしない

風通し良くして壁を綺麗に保つためだったようだ

使ってみないとわからないことが多い

 

そして一番汚れの目立つ壁部分

やっぱり汚れの目立たない掃除がらくな色にして欲しいとお願い

Piさん備え付けの棚の色にあわせて

これまたペタペタ根気よく張り付けていた

 

でも一生懸命作ってくれたおかげで

なかなかかわいい台所になった

 

それでもまだ未完成の調味料棚やその他もろもろお化粧が残っている

完全に完成するのは何時の日や?