ラ・ヴィータ イタリア

イタリア:ベニスでの日常生活やベネチアンガラス工房のお店“L'albero”での出来事、イタリア&海外お奨めスポットなど

真ん丸い赤唐辛子 詰め物オリーブオイル漬け

2016-08-13 05:53:20 | イタリア:食材、レシピ

ここ数年毎年丸くて赤い唐辛子(ペペロンチーノ)を畑で育てている → ここ

こんな感じで膝丈くらいの高さに育ち真っ赤な実を実らせる

今年は丸いのに加え普通の形の唐辛子も栽培

これは乾燥さして鷹の爪にするとして

 

この丸い赤唐辛子は一体どうやって食べるの?

イタリアに来た当時から不思議に思っていたこの野菜

数年前レシピを見つけたので早速トライ

 

まずは風通しのいい庭で中の種をくり抜く作業

初めてこの作業をした時手袋もせずに家の中でしたため

くしゃみ連発、あとで指先がひりひりしびれて大変な思いをしたことがある

と言うわけでしっかり手袋して

中身をくり抜いた後水洗い

 

水に浸した瞬間またもや唐辛子の匂いにむせ返り涙とくしゃみと鼻水

 

“下ごしらえ中でこんな状況になるのに本当に食べられるのだろうか?”

と不安になり

何度もとなりのオバちゃんにレシピが間違ってないか確認

 

スーパーイタリアンマンマ 

隣のおばちゃんマルゲリータの“大丈夫や!”を信じて続行

軽く茹でて引き揚げ乾かす

今度は白ワインとワイン酢に塩を少し入れ(ワイン1L・お酢0.6L)をひと煮立ち

冷めた後その中に乾かした唐辛子を漬け込み

1日~2日何回か混ぜながら浸しておく

どうやらこの段階であの強烈な辛みが和らぐよう

そして二日後引き揚げまた乾かす

しっかり乾いたらいよいよ中に詰めます

 

詰め物中身

①    ツナ缶

②    アッチューゲ(オイルササーデン)

③    黒オリーブ

④    カッペリ(ケッパー):植物の花の蕾の部分を塩漬けにしたもの 

(塩漬けでも酢漬けでもOK)

 

ツナ以外は全部細かく刻んでツナに混ぜ込み唐辛子に詰めるだけ

 

密封できるガラス瓶に入れオリーブオイルをひたひたに注ぎ

温度の低い暗い場所にて数か月保管

オイル漬けなので半年から1年くらいは軽く持ちます

食べてびっくり!あのむせ返る辛さは何処へやら~

ワインのお供に最高です

スーパーでもビン詰で販売されてます

 

かなり手間暇かかる代物ですが来客時のアンティパスト(前菜)に重宝しています

今年は天候不順で実りが少ないですが

現在元気に成長中!

まだまだ青いですが

これがあと1ヶ月で真っ赤になります

あー今年ももうすぐ収穫大仕事がまっています!

 

 


切るだけ簡単 夏のご馳走 ブーラータ 

2016-08-05 07:23:30 | イタリア:食材、レシピ

毎年夏になると楽しみにしている定番のご馳走がある

最近では日本でも良く見かけるイタリアのチーズ:モッツァレッラチーズ

鮮度が命のフレッシュチーズですが

 

そのモッツアレッラチーズの中に水牛の生クリームが入ったものを

こちらイタリアではブーラータ(Burrata)と言う

 

こんな感じで巾着袋のような状態で販売され

切ると中から程よい柔らかさの濃厚な水牛の生クリームがでてくる

 ちなみに1個5ユーロ(約600円)前後

このチーズ自体はスーパーでも年中販売されていて簡単に手に入りますが

 

我が家では夏の定番メニュー

そして切るだけ簡単主婦の見方なのです

 

でも何故夏だけ?

実は我が家ではブーラータを美味しく食べるには欠かせない物がいくつか

①    甘くて熟れた美味しいトマト

②    生の採れたてバジルの葉っぱ (乾燥物は×) 香りがいい

③    美味しいオリーブオイルと塩コショウ

④    採れたて生野菜サラダ

これがないとやっぱり物足りない

 

なので我が家の畑のトマトとバジルと生野菜が育つのを

ひたすら首を長くして待って食べるわけです

 

シーズン最初に食べる時は収穫の喜びとともに頂きます

畑をしている醍醐味を感じられる瞬間ですね

 

なんだろう自分で育てたものを食べる時って心が豊かになるんですよね!

今宵はバルサミコ酢→ここ も少したらしてみました

さー今シーズンあと何回食べられるかな?

 

最近ではベネチアに来られる日本の旅行者の方も滞在型が増え

台所付きのアパートで長期滞在されるかたも多いです

美食の国イタリアに夏場に来られる方是非とも食べて帰ってくださいね!

材料は全てスーパーで手に入りますよ!

 

 


ラルベロの赤い看板

2016-08-03 07:52:13 | ラルベロ(店)での出来事

今さらながらですがラルベロには店の外に看板はでておりません

店頭上部には大昔の会社の剥がれてしまって読むことすら困難な看板跡が

残っております

 

一体何故なんだろう?

結婚当初尋ねたことがあります

理由は簡単

“店頭に看板を付けると税金が増えるから”と言うことらしい、、、、なるほど

 

よくお客様が地図を片手にラルベロの前を何かを探しながら通り過ぎて行かれます

しばらくして“あーやっと見つかった”と言いながら入ってこられることも多々

なんとか目立つ呼び込みはできないないかと

長年手つかずの宿題のように私の頭にあったのが

 

昨年日本の雑貨店でこんなもの見つけました、しかも1個100円

突然閃きましたよ!

見た瞬間ピーンときましたよ!!!

“Pinoこれ使えるんじゃない!”

 

Pinoも私の意見に大賛成

さっそくイタリアに持ち帰りお得意の工作がはじまりました

こういうことをしてる時の顔は小学生の子供みたいなPiさん

3日かけて3回塗りました

色塗りは工作の内に入らないようであっと言う間に仕上がりましたよ

 

 お店で取り付ける準備中

“Pino!!!!なにやってんの~Bが逆さまよ~”

 

ということで取り付け前に気が付き無事にこんな感じで完成

お店の外から見ると

こんな感じに

ご丁寧にちゃんと“アポストロフィー”もついてます

これで外から少しはお店の名前わかるようになったかな?

ラルベロを探して来られるお客様

ウィンドー上部必見です!