生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

古典に感謝

2023-09-03 05:55:39 | 日々の暮らし
今日は徒然草(日本の古典)より生きる智恵を紹介します。
1つは『忙しいを口にしない』。
忙しいと大騒ぎする人ほど、大したことをしていない。
騒々しいだけで、いったい何のために生きているのか、分かっていないのだ。
     (第75段)

身近に必ずいますね。
私, 忙しいから、それは出来ません。
目一杯やってますからこれ以上無理です。
なんて言ってる人いませんか?
あなたは何のために
今の仕事についているのか、何のために生きているのか、分かっていないのです。
どこも忙しいのは当たり前。
さらに上を行く努力が常に課せられているのです。
それを放棄してはならないと教えています。

あなたは何のために生きているのか?
730年前の吉田兼好の言葉が響いて来ませんか。

2つ目は『うまくいっている時こそ気を引き締めよ』

木登りの達人との会話。
高い木から弟子が降りて来ました。
軒の高さにまで来たとき、気をつけて降りよと声をかけた。
兼好はあの高さなら飛び降りてもいいでしょう。
どうしてそんなことを言うのですかと尋ねた。
『目がくらむほど高くて危ない時には、あの男も自分で十分気をつけます。
しかし、やりそこないというのは、ここなら大丈夫だと思った時に必ず起こるものだから』と達人は答えた。

好事魔多し。
物事がうまく進んでいる時ほど、以外なところに落とし穴があるということがあるからだと納得しました。
車の運転も家の近くで事故する人が多いのも
気がゆるむからでしょうね。
まだまだ先だと気を張ることを学びました。
徒然草は現代にも通じると思いませんか。
     古典に感謝

コメント
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