目覚めて今日は一茶の句をしみじみ味わっています。 痩蛙(やせがえる) 負けるな一茶 これにあり。 雀(すずめ)の子 そこのけそこのけ お馬が通る。 我と来て 遊ぶや親の ない雀(すずめ)。 雪とけて 村いっぱいの 子どもかな。 一茶は幼い頃に親を亡くしている。 親が子を守り育て、強いものが弱いものをかばう。 また、この世に不幸は数あれど、子に先立たれるに勝る不幸はないといわれています。 一茶は56歳の時に、娘を授かった。 しかし、2歳になる長女里(さと)を天然痘で亡くしてしまう。 そんな思いを込めて 詠んだ句なのですね。 小さな命を 見る目が伝わって来ます。 また、江戸時代の俳人に加賀千代女がいます。 「朝顔につるべとられてもらいみず」 が有名ですが、彼女の1人息子が病死した時に詠んだとされる 「とんぼつり今日はどこまでいったやら」 とんぼを追いかけていないだけと自分を慰めている気持ちが伝わって来ます。 いつの世も悩みは尽きないのだなあと感じて涙がでます。 さあ今日も頑張って いきましょう。 合掌
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