今日はキリスト生誕前の紀元前1世紀のローマの父と呼ばれた政治家、哲学者のキケロの言葉を紹介します。
「人間が陥りやすい6つの間違い」という教えです。
シーザーやブルータスの時代。
彼は時の権力者たちに、意にそぐわない言動として、処刑されフォロ・ロマーの壇上にさらし者にされてしまいました。
2000年の時を経てそのメッセージに深い感銘を抱いています。
1.人の足を引っ張れば、その分自分が得をするという思い込み。
2.変えたり、訂正したりできないことについて思い悩む傾向。
3.自分が為し遂げられなかったからといって、それを不可能だと決めつけること。
4.つまらないこだわりにいつまでも固執すること。
5.向上への努力と心を磨くことを怠り、とりわけ読書と学習の習慣を身につけようとしないこと。
6.他人に自分の信念と生き方を押しつけること。
この最後の言葉、自分の考えを押しつけ他者をコントロールしようとしてはならない。
隣がキャベツ畑を作ったら、それを押しつけるのではなく、自分はトウモロコシ畑を作ればいいのだ。
この言葉に独裁者の反感をかったようです。
命を懸けた「六つの間違い」の戒めに心ひかれています。
古典やスピリチュアルなものに接する事によって、私たちの人生は非常に豊かなものになるとも述べています。
私は5番と6番の戒めを
心にとめなくては。
良い年を迎える為に残りの月日を精一杯歩みたいと思います。