私は昨年の2月、ちょうど去年の今頃。
ボロボロになった身体。
かろうじて動くことはできたものの、とても日常生活を送っていくことなど困難な状況になり精神科病棟に入院した。。。
医師からの診断はアルコール依存症……肝硬変………
そして医師からの診断は出ていないものの、それだけの大量飲酒に走ってしまった原因であるパチスロ。
ギャンブル依存症であることも今では自覚している。
……あの日から一年が経った…………
家族、友達、仲間、福祉に支えられながら現在まで生きてくることができた。
早く自立したい。
履歴書と職務経歴書も書いて送ってあるけれど、まだ連絡は無し………
焦ってはダメ………
……………と頭では解ってはいても、やはり社会から取り残されているというような焦りは常につきまとう。
現在は定期的に行われている自助グループに通っている。
AA(酒)とGA(ギャンブル)。
おかげさまで、退院してからの体調もほぼ回復した。
肝硬変は完治しない病ではあるのもも、身体的には特に痛みなどもない。
精神的には日々の浮き沈みはあるものの、これは誰にでもあることだと思う。
そして私自身 意味は今一つ理解できていないけれど、
『ソブラエティ』と『アブスティナンス』
(まぁ、平たく言えばシラフであることらしい)
………も継続中。
自分でAAやGAなどの自助グループを説明しておきながら、このグループの依存症回復に対しての有効性については、私自身あまりよく解っていない。
このブログでも以前に紹介した通り、医学的にはアルコール依存症、またはギャンブル依存症との診断を受けると、自力(当事者本人だけ)での断酒、または断ギャンブルを何十年も継続し続けていくのは ほぼ不可能だと言われている。
なので病院、または専門の治療施設を退院したあとは、医師から自助グループに繋ることをすすめられます。
退院してからもイロイロな人のブログを読んだ。
どこに住んでる人だか分からないけれど、自助グループの仲間のブログ。
医療従事者を名乗る人のブログ。
そして自助グループなどに対して批判的な方のブログまで……………
ある意味、酒とギャンブルはやめ続けていくことは出来ているけれども、今度はネット依存症じゃね?
………………などと自分で思ってしまうほど(笑)
私も一応はAA、またはGAのメンバーであるので、そのグループの良さ、魅力などをアピールしていきたいとは思っているけれど、決して私自身は『AA命』とか『GA命』と言えるほどこのグループに依存しているわけでもないし、逆にこのグループにとって私はそれほど貢献している訳でもないと思う。
回復、飲まない(賭けない)生活を継続しつづけていくために必要なこと。
回復書籍には
「私たちが進んだ道を同じように徹底してたどって、それでも回復できなかった人を、ほとんど知らない。」
…………とある。
しかし私自身は徹底してたどっているという自覚は残念ながら今のところない。
その分、私自身の本当の意味での回復には時間がかかるのかもしれない。。
しかしながらこのグループに繋がっていなかったらとしたら今私はどうなっていたのだろうか?
……………と考えることはよくある。
AA、またはGAに通っていてもスリップする人はいくらでもいる。
『またか、この人(笑)』…………みたいに。
そんな中でも、長い期間のソブラエティ(アブスティナンス)を保ってきた人の突然のスリップ告白には正直ショックをうけたりもする。。。
幸いその人はガタガタと音をたてて崩れ去る……………ということはなく、告白した後もミーティングには出席してきてはいるが、私が想像している以上に、きっとスリップした本人は悩んでいるのではないかと思う。
きっとスリップしてしまった原因は、12ステップのどこか1つがその人には欠落してしまったのだろう。。。
【ステップ①】
私たちはアルコール(ギャンブル)に対して無力であり、思い通りに生きていけなくなっていたことを認めた。
私が今まで見てきた限りでは、ステップを着実に本人はこなしている……つもり。
しかしこのステップ①がどこかで欠落していることに本人は気付かずにいたのでは?
………と思えることが多い。
またスリップしてしまった原因を聞いてみると、とてもスリップに値するような原因ではないように私には思えることもある。
本人にしてみてみれば憂鬱な気分をどうにかしたい…という思いで最初の一杯(狂気)に手をつけてしまったのであろうとは思うけれど、渦中の本人は(私も含めて)なかなかその憂鬱な思い、またはフワフワした感情などを誰かに話したりすればいいのが………
それがなかなかできない。。。
そして、一時的な快楽だと解っていながらも、すぐに気分を紛らわしくれる物の力に頼ってしまう。
即効性のある依存対象(酒やギャンブル、その他)に。
つい魔が差して…………みたいな。
ステップ①を認めることはできたとしても、認めつづけていく………というところにこのステップ①の落とし穴があり、難しさも感じる。
ある日突然、その落とし穴にハマってしまう人の話は回復書籍の中でもよく出てくる。
『もうこれだけ断酒してきたんだし、🍺の一杯ぐらい大丈夫っしょ(^o^)💧』
↑
(これが最初の一杯の狂気。)
その一杯が引き金となり、何年もの断酒を続けてきた人が数日後、あるいは数ヵ月後にはまた病院に逆戻り…………
そういう人を私はリアルに何人も見てきた。
決して上から目線で言っているわけではなく、こういったことは私にも起こりうる可能性はゼロではない。
そんな私の近況はというと…
ソブラエティ(アブスティナンス)は持続しているけれども、なんとなく不安定。
脅迫観念(欲求)はさほどないけれど、なんとなく不安定。
なんとなくだけどね( ̄▽ ̄;)
こういうのをドライドランクと言うのだろうか?
このやや不安定な気持ちを正直に言える場所。
そこがミーティング場所。
通いだしてから約一年…………
その場所の有効性は…………
私にとってはまだ未知数∞