くもり空の下で……

アルコールとギャンブル。依存症からの回復と成長を目指しながらの日々の雑感を発信。趣味の渓流釣りなども公開しています。

息子と、男二人。

2020-10-07 18:52:07 | キャンプ
📞「父ちゃん?
僕、キャンプに行きたいんだけど。」




突然の電話だった。



息子と前回会ったのは今年の1月。
4月には息子の誕生日だった。
元嫁に電話をして息子と会えるように計画を立てようとした。
だが、4月はコロナ禍真っ只中だった。仕方なく会うのは延期することとなった…………





………そして今、あれから半年が経った。




1泊2日、男二人だけのキャンプを決行。
私の場合、キャンプ………というよりも"野宿"

水道もトイレもない。
辺りには野性動物しか居ないような場所でのキャンプ。






そのキャンプ(野宿)はテントを張り、その日過ごせるだけの薪を集めることから始まる。



「おい!
そんなんじゃいつになっても飯にできねーぞ!!
もっとたくさん薪(枝)を集めてこい!」




そんな私の罵声を受けながら、少しふてくされた様子を浮かべながら、息子は"仕方なく"私の命令通り"に動いて、薪を集めていた。





「こんなはずじゃなかったなかったのに………」





息子はそう思っていたのかもしれない。





◆◆◆◆◆◆









一応、薪がある程度集まったところで火を起こす。







私は身体の内側に火を灯す。









◆◆◆◆◆◆










石を焼きステーキ
レトルトカレー

骨付き鶏モモ肉










◆◆◆◆◆






PM:6:30
辺りが薄暗くなってゆく………










早めの晩飯はアヒージョで。




辛さは少し控えめにしたけれど、初めて味わうエスニックな料理に息子は感動していたようだった。





「旨い!!
コレ、ウチに帰ったら作ってみる。」



と息子は言っていた。








◆◆◆◆◆◆




森の夜は長い。



息子とあれこれ、積もる話をしたかったところだったけれど、
腹もいっぱいになり、辺りは真っ暗。







「父ちゃん、眠くなってきた……………」






「そうか、
じゃ、寝袋入って、ゆっくり寝ろ。
寒かったらダウンジャケットあるからな。

おやすみ。」





まだ7時半だったが、息子はぐっすりと夢の中へ入っていった。







私は一人、携帯ラジオを聴きながら、長い夜を満喫した。









◆◆◆◆◆◆






翌朝




源流の岩清水で顔を洗い、二人で下山の準備。





少しだけダム湖で釣りをしてから山を下りた。








カメラを息子に預けておいたら、いつの間にか盗撮されていた。







大悟、
約1年ぶりに会ったが、
また少し、デカくなったな。


言うことも生意気になってきた。







こんな親父だけど、まだ「父ちゃん」と呼んでくれてありがとう。





オマエの人生はまだまだこれからだ。



頑張れよ!!