とおいひのうた いまというひのうた

自分が感じてきたことを、順不同で、ああでもない、こうでもないと、かきつらねていきたいと思っている。

マザーグースの唄 と わらべうた

2008年01月01日 03時29分37秒 | 児童文学(絵本もふくむ)
2008年第1弾  マザー・グースの唄―イギリスの伝承童謡 (中公新書 (275)) 平野 敬一 (新書 - 1972/1) は、非常に多方面からの解説があり、とても分かりやすく参考になった本です。マザーグースの唄とは、日本で言えば「わらべうた」だそうで、イギリス文化に深く根ざしているにもかかわらず、日本においては、童謡であるために軽くみられ、英語教育の盲点になっていることが、鋭く指摘されていて面白かったです。私は、英語をはなれて久しいので、現在の英語畑ではどのような教育をされているかの最新情報は持っていないのですが、英語畑も歩いて来た方にお聞きしますと、仏語畑よりも、文化の伝達が少ないということです。『そして 誰もいなくなった』アガサ クリスティー(未読)のタイトルを見て、日本人は何を想起しますか?なんと、マザーグースの唄の「little ten indeans」を英語国民ならすぐに思い浮かべるのだそうです。十人いたインデアンが一人減り、二人減り、最後にはゼロになる不気味さ。英語国民なら当たり前すぎるので、辞書にも載っていないそうで、英語教育をするなら、こういう講義をしていただきたいと願い、あえて書きました。はずれていたら、すみません。日本の「わらべうた」は、残念ながら伝承が途絶えてしまっているのですが記録は残っていますので、「わらべうた」をとりあげてみました。フェアでまいります。 . . . 本文を読む
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