高齢者ワクチン接種「気長に待って」 河野担当相が説明
配信 朝日新聞
高齢者向けの新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐり、調整を担う河野太郎行政改革相は11日の閣議後会見で、多くの自治体で予約が殺到する状況について、「ワクチンの供給には全く問題がない。少し気長にお待ちいただきたい」と述べた。
65歳以上の高齢者約3600万人を対象にした接種は4月12日から始まり、政府は7月末までの接種完了を掲げる。ワクチンの配送量の増加に伴い、今週から多くの自治体で接種の受け付けが本格化した。 河野氏は記者会見で、「6月末までにそれぞれの自治体に、2回高齢者が接種できるのに十分な量のワクチンを配送する」と説明。そのうえで、「全員が必ず接種できるのでお待ちをいただきたい」と強調した。
また河野氏は、予約の際に、手元に届いた接種券を用意していないことで接種番号が分からず、通話が長引くなどの報告が自治体から寄せられていることを挙げ、「予約と関係ない質問がいろいろある。接種券を手元に持っていただいて、予約を取ったらそこで電話を切って他の予約にご協力いただきたい」と呼びかけた。(坂本純也)
朝日新聞社
厚生労働省は11日、新型コロナウイルスに感染した重症者が前日比25人増の1177人になったと発表した。11日連続で1000人を超え、4日連続で過去最多を更新した。
東京都では、新たに925人の感染が確認された。新規感染者は、1週間前の火曜日(609人)に比べ316人増え、4日ぶりに900人を超えた。一方、大阪府では974人の感染と、過去最多となる55人の死者が判明した。
都によると、直近1週間平均は824.3人で前週比97.9%となった。都基準による重症者は前日比3人増の81人。
11日は、これまでに全国で6197人の感染が発表されています。
また、大阪府で55人、兵庫県で14人、千葉県で6人、北海道で5人、奈良県で3人、愛媛県で3人、東京都で3人、三重県で2人、埼玉県で2人、大分県で2人、岐阜県で2人、新潟県で2人、群馬県で2人、静岡県で2人、佐賀県で1人、宮崎県で1人、富山県で1人、岡山県で1人、徳島県で1人、栃木県で1人、神奈川県で1人、福岡県で1人、長崎県で1人の合わせて112人の死亡の発表がありました。
(後略)