EU首脳、英離脱延期承認へ 条件・期間が争点
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[ブリュッセル 10日 ロイター] - 欧州連合(EU)は10日にブリュッセルで開いている緊急首脳会合で、英国が求める離脱期日の再延期について、どの程度の延期をどのような条件の下で認めるのか討議した上で、最終的には2回目となる延期を承認するとみられている。
英国のメイ首相は他の27カ国の首脳に対し、野党・労働党と進めている協議について説明。約1時間後に会議場を後にし、その後は英国抜きで協議が進められている。
メイ首相は離脱期日を6月30日に延期するよう要請。「できるだけ早く、秩序立った方法でEUを離脱したいと考えている」とし、「6月30日までの延期を要請したが、重要なのはこうした延期で離脱協定案の批准を可能にすることだ」と述べた。
EUのトゥスク大統領は離脱期限を9カ月から1年延期し、柔軟的に対応するいわゆる「flextension」を提案。ただEU首脳会議開始後に出回った最新の声明草案にも最終的にいつまで延期するのか、具体的には記されていない。
一方で声明草案には、マクロン仏大統領が提唱する延期に厳しい条件を付ける案についての認識が追加された。
外交筋は「延期の是非ではなく、どのような条件で、どの程度の延期を承認するかが争点となっている」と述べた。
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