「凍土遮水壁」の完全凍結を認可 原子力規制委 テレ朝(2017/08/15 19:18)
福島第一原発の汚染水対策の「切り札」として導入された「凍土遮水壁」について、原子力規制委員会は完全凍結を認可しました。
福島第一原発では、地下水が建屋内に流入して汚染水が増えるのを防ぐため、1号機から4号機の建屋の周りの地盤を凍らせて氷の壁を作る凍土遮水壁の凍結作業が進められています。しかし、規制委員会は、完全に凍結させると氷の壁の内側で地下水の水位が低下し、建屋内にたまった高い濃度の汚染水が外に漏れる可能性が否定できないとして慎重に審査していました。規制委員会はその後の検討で、完全に凍結しても建屋の外側に複数ある井戸で地下水を調整してくみ上げれば汚染水が漏れ出ることはないと判断し、最後の1カ所の凍結を認可しました。東電は、認可を受けてお盆休み明けにも作業に着手する予定です。一方、凍土遮水壁が完成した場合、一日あたり約140平方メートル発生している汚染水がどの程度、減るかは明らかにしていません。
福島第一原発では、地下水が建屋内に流入して汚染水が増えるのを防ぐため、1号機から4号機の建屋の周りの地盤を凍らせて氷の壁を作る凍土遮水壁の凍結作業が進められています。しかし、規制委員会は、完全に凍結させると氷の壁の内側で地下水の水位が低下し、建屋内にたまった高い濃度の汚染水が外に漏れる可能性が否定できないとして慎重に審査していました。規制委員会はその後の検討で、完全に凍結しても建屋の外側に複数ある井戸で地下水を調整してくみ上げれば汚染水が漏れ出ることはないと判断し、最後の1カ所の凍結を認可しました。東電は、認可を受けてお盆休み明けにも作業に着手する予定です。一方、凍土遮水壁が完成した場合、一日あたり約140平方メートル発生している汚染水がどの程度、減るかは明らかにしていません。