【ノーカット】「大学が卒業を認めている」小池都知事 定例会見 “学歴詐称疑惑”否定(2024年4月12日)
1)文藝春秋記事で小池氏の学歴詐称疑惑が注目されているが、あと一歩決め手にかける。『カイロ大学』著者として、深層を解き明かす。結論からいえば、小池氏は"超法規的な"カイロ大卒業証書保持者、エジプトの国益から特別待遇の卒業者扱いになったという「見立て」を紹介したいhttps://amzn.to/2t2rjya
この記事を疑うことも可能だが、ハーテム氏はアハラーム新聞社の取締役会会長を歴任している。同社記者がわざわざ会長の実名を出して、荒唐無稽な内容を書くことは考えられない。記者はまた、カイロと東京で数回、小池と面談したことも同記事で明かしており、彼女の取材にも基づく内容だとほのめかす。
もう一つの裏付け記事はさらにリアルだ。同じくアハラーム紙記事(2004年6月21日付)。ハーテムの日本関連の功績を2つ列挙。エジプト日本友好協会創設者・会長として、数百億円にのぼる巨額の援助を日本政府から引き出したこと、その文脈に続けて彼が小池百合子を「子飼い」にしたことを挙げている。
小池氏の詐称疑惑についてカイロ大学に問い合わせれば済む話ではとの質問がくるが、そんなヤワでマトモな大学ではない。拙著『カイロ大学』読者はご存じのとおり、大学権力を完全に掌握しているのは軍部・情報部。カイロ大学は1954年、軍部に粛清され革命評議会下に置かれて以来その伝統は続いている