【3月3日 AFP】米政府高官は2日、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)での戦闘休止案にイスラエルが大枠同意したと語った。一方、米国は同日、飢餓に直面しているガザ住民に上空から支援物資を投下した。

 同高官は電話記者会見で、同案は6週間の休戦を想定しており、「(イスラム組織)ハマス(Hamas)が病人、負傷者、高齢者、女性といった弱い立場の人質の解放に同意すればきょうにも開始される」と説明。「イスラエル側は多かれ少なかれ受け入れた」とし、「ボールは今、ハマス側にある」と述べた。

 これより先に、米軍貨物機はガザへの支援物資投下を初めて実施した。この日投下されたのは3万8000食分の軍用糧食(レーション)。米中央軍当局者はAFPに対し、イスラム教の戒律で禁じられている豚肉は入っていないと語った。(c)AFP/Danny KEMP/W.G. DUNLOP