【大雨特別警報】九州最新雨情報(10時現在)
梅雨前線に沿って西から流れ込む非常に湿った空気の影響を強く受けている九州で雨雲が発達し、線状降水帯が発生。九州では「大雨特別警報」が発表されています。大雨による災害の発生に最大級の警戒が必要です。
熊本県・人吉市胸川(10日午前7時頃撮影)#shorts
大雨特別警報 鹿児島・さつま町川内川付近から中継
気象庁は午前5時30分ごろに鹿児島県の薩摩地方に「大雨特別警報」を発表しました。 さつま町川内川付近から中継リポートです
2021年7月10日 11時18分
静岡県熱海市内の2つのホテルに避難している被災者は新型コロナウイルス感染拡大の心配の少ない個室で過ごし、食事も提供されている。しかし、先行きの見えない避難生活への疲れもにじみ始めた。
岩本とし子さん(78)は土石流が発生した3日は1階の窓から飛び降りて救助された。その時に足を痛めた。「近所の知り合いの安否が分からない不安もあって、だんだん疲れを感じる。外の空気を吸う機会があると、少し楽になりました」と話した。
後藤光雄さん(75)は自宅の被害は免れたが、家の5メートル前を土石流が流れ、同居する車いす生活の母親(99)と共に4日にホテルに避難。「ホテルには母親の主治医が来てくれているので助かる」と話すが、自宅の水道やガスがいつ復旧するのか分からない。「これからの生活を考えようにも、どうすればいいか見当もつかない」と不安な表情を見せた。
家族5人で避難中のフィリピン出身、小沢アンジェリータさん(69)は「14歳の孫娘が、すごくつらそう」と語る。孫は見慣れた近隣の家屋が土砂にのみ込まれる様子を目の当たりにしたといい「ニュース映像に敏感になっている」と話す。ホテルでは他の部屋の避難者との交流があまりなく、「部屋でテレビを見るしかない。でも、土石流の映像ばかりで…」と顔を曇らせた。(篠塚辰徳、昆野夏子、中田弦)
①熱海土石流は盛り土が崩壊という特異な災害で、その挙動は岩石が含まれない泥流でした。Laharと呼ばれる火山泥流は高速で斜面を下るのですが、それと同様の現象が人為的な要因で発生しました。写真は泥流から飛んできた泥のしぶきが付着した家。
②災害の様態としては防げるものなので、全国の盛り土を調査すると同時に、残土処理の法整備も期待されます。西日本豪雨のときに京都市内で山の上に盛った土砂が民家の近くまで流れる事案がありましたが、あのときに全国の盛り土調査をして対策を講じていれば、今回の災害は防げたかもしれません。
土石流1週間 まだ生きている望みある 黙とう行わず捜索継続
配信 テレビ静岡
発生から1週間。静岡県熱海市の土石流はこれまでに、9人の死亡が判明していますが、依然として20人が安否不明です。捜索が続く現場から中継です。 午前10時半。熱海市は土石流が発生した時間帯を迎えましたが、警察や消防などは、安否がわからない人が、まだ生きている望みがあるとして、黙とうは行わず捜索を続いていました。
これまでに9人が死亡、25人が救助されていますが、きのうは1人の発見にもいたらず、発生から1週間が経っても20人が依然安否不明のままです。
また上流には崩れ残った盛り土があり、県は大規模な崩落の危険はないとしながらも、警戒レベル5の「緊急安全確保」が継続されていて、まだ572人が避難生活を続けています。
2021年7月10日 18時55分
東京で今年一番の暑さ33.4℃に 熱中症で6人搬送(2021年7月10日)