とおいひのうた いまというひのうた

自分が感じてきたことを、順不同で、ああでもない、こうでもないと、かきつらねていきたいと思っている。

潰されていく若者たち

2006年11月01日 08時31分40秒 | 老人介護・心の不調・ストレス
早朝に書いているため、一日遅れの日誌です。

昨日は、主婦上がりの花屋さんが、さっそく早朝にパンジーを玄関に配達してくれていた。で、お金を払いに行ってきた。

「お金なんて問題じゃあないですよ。みんなにきれいな花を楽しんでもらいたいんです」

年中無休。ほとんど毎日市場へでかける。

したがって、午前中は市場へ仕入れにいっているためにお店が開くのは午後からである。

最近、人気を集めてきたのでシャッターを開けると同時に客が途切れなく来る。

人を雇ってみたが、思いどおりにいかず、他人まかせはダメだとばかり、一人でやることに決めたらしい。  

それで客の応対で精一杯。

と、そこへアシスタントになりたいという若者がきていた。

心のバランスを崩している若者であった。
このお店で修行させてほしいと飛び込んできて、2日目であるという。

店長は、いそがしい。シャッターを開けたとたん、店つくりもしないうちに客がくる。面倒をみている暇がない。

しかし、若者はなにかやりたい気持ちで一杯なのだが、即戦力になってもらうためには、指導がいる。

私も、夫が独立して27年目になるので従業員の取り扱いには多少は慣れている。
店長とは、考えがあうので、僭越ながら見ていられず5時間ほど若者の相手をしてきてきた。

「まず、見栄えよくお店を飾るのよ」
店長の命令にしたがって、若者と一緒になって必死にお店つくりをやってきた。(笑い)

夜の11時になって、店長から礼電がはいる。これからまだ仕事が残っているとの事。自分には時間がないので、相手をしてもらって助かった、という内容。
しかし、手が一杯なので若者を指導しようなどと大それた気持ちはないが、慕ってくるので、どうしていいか正直困っている、という話。自分の娘のめんどうをみるのが精一杯だと言う。

私も、自分の息子の面倒をみるだけでオーバーワークなのは同じ。
しかし、しかしだ。「ええい、こうなったら全員自分の息子だ。どの若者も絶対に切り捨ててはいけないのじゃあないの?」と言ってみたが.....

若者は、話をしたら頭はいいのだ。心もピュアだ。ただ心がパンクしているのだ。

もう、これ以上書けない。

私は、心から悲しい。今の若者が困窮している姿をみるのが。
たくさん、たくさんいる。しかしどの若者も感心するほど伸びる芽をもっている。それを潰すのは、なにか?どう指導して芽をのばしていくか?断崖絶壁に立たされた一般の親の正直な気持ちだ。ただ、お金もうけ相手の「若者指導」の類は、絶対に許せない。

若者や子供達を育てていくのは、闘いだ。苦しい、苦しい闘いだ。
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