とおいひのうた いまというひのうた

自分が感じてきたことを、順不同で、ああでもない、こうでもないと、かきつらねていきたいと思っている。

転載:イラク最新ニュース 96(米軍地位協定にイラクが修正提案、米国が変更拒否か)

2008年10月31日 23時43分24秒 | 地理・歴史・外国(時事問題も含む)
URUK NEWS イラク情勢ニュース           (転送・紹介歓迎)
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2008/10/31 (金)

  [飛耳長目録 today's news list]

☆赤十字: イラク人数百万人が汚染水で危機に 2008/10/31
☆イラクをめぐる最新ニュース 2008/10/31
  ・イラクは2011年までに全米軍の撤退を要求
  ・米軍地位協定にイラクが修正提案、米国が変更拒否か
  ・イラク大統領(クルド)は地位協定の早期調印を模索
  ・イラク政府はディヤラ州でSons Of Iraq(覚醒会議)の取締りを続行


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☆★赤十字が発表: イラク人数百万人が汚染された水で危機に
Millions of Iraqis at risk from contaminated water,
says Red Cross
ガーディアン 2008年10月29日
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http://www.guardian.co.uk/world/2008/oct/29/iraq-middleeast-red-cross

 10月29日 -- 治安が改善したとはいえ、水道事情と下水システムは数
百万人を発病の危機に直面させており、イラクは世界最悪の災難にいたるのを避
けることができない--赤十字が今日(10月29日)発表した。

 赤十は今年3月にイラクを人道的危機に追いやるなという報告書を出したが、
赤十字国際委員会の発表は、今年3月から状況はさして改善されてないと指摘し
た。

 この報告書で、米軍侵攻後のイラクの人道状況が世界最悪になっていることが
判る。国民の40%が汚い水で生活しており、子どもをはじめとして数百人が水
に起因する病気で深刻な危機状態にある、と赤十字は言う。

 コレラが8月と9月の暑い時期に多くの州で多発した。

 バグダッドで活動する赤十字の副代表パトリック・ユーセフは、「イラク国民
は清潔な水を緊急に必要としている。彼らは川や井戸から水を得ようとしている
が、こうした水資源は全国的に汚染されていて、そのために多くの人々が病気に
なる」と話した。

 イラクの川のほとんどはチグリスとユーフラテスという2つの大河に依存して
いるが、その大河の水が家庭ゴミや廃棄物で申告に汚染されているのである。

 バグダッドの貧困街では、通りに下水があふれ、それが家々の床や壁に染みこ
んでいく。

 ビン詰めの水は10リットルで50米ドルだが、多くのイラク人はこれを購入
することができず、汚染された川の水を飲まなければならない。

 病院は患者の世話をするのに奮闘している。設備と薬は十分に提供されず、停
電もしょっちゅうである。

 「治安と基本サービスは両方とも、最近の何ヶ月かは若干の改善があった」と
イラク赤十字のジュアン・ペドロ・シェーラーは言った。「それでも、まだ多く
のイラク人が汚い水を飲み、悪い環境のなかで生きる以外に選択の余地はない」
と。

 最も深刻なのは、地方や郊外で水道が通じてない地域に住む者たちである。

 赤十字は地方にも連絡をとろうとしており、それに何年も費やしてきたという


 しかし多くの市民が置かれた状況は不安定なままだとシェーラーは強調した。
「市民の死亡は戦闘のただ中にある時より少なくなった。それでも毎日、男、女
、子どもがが無差別に攻撃されて死んだりケガしたりしている」。

 「赤十字国際委員会は、紛争のすべての当事者に、一般市民を尊重し保護する
べく国際人道法を守る義務があることを促している」




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☆★イラクをめぐる最新ニュース 2008/10/31
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1)
イラクは2011年までに全米軍の撤退を要求
Iraq demands all US troops out by 2011
http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/iraq/article5032531.ece

 10月28日 -- イラクはアメリカに対して、米軍が2011年末までに
撤退を完了するという明確が言質を要求した。この姿勢は、米軍が早い内に撤退
を迫られることになるだろうという軍事協定案の説明をさらに強めるなかで明ら
かにされた。(協定締結のための)処理完遂へ時間が早く過ぎていなかで、イラ
クの閣議は今日、マリキ首相がさらなる修正協議を米国側に提案することに承認
を与えた。変更点は米軍がイラクに3年以上駐留する可能性を排除することにな
る。前の草案は米軍撤退を言質の治安状況とリンクさせたもので、米軍駐留が延
長される可能性を提起していた。



2)
米軍地位協定にイラクが修正提案、米国が変更拒否か
Iraq revises draft troop deal; U.S. likely to reject changes
http://www.mcclatchydc.com/homepage/story/54913.html

 10月28日 -- イラクの閣議は28日、米軍地位協定の草案を修正する
ことで一致したが、米軍には受け入れられそうにない新たな条項を持ち出した。
そのなかでも特に、修正案は米軍兵士が米軍基地の外で犯罪に関与し、裁判を受
けることになったとき、彼/彼女が任務中であったか否かを判断する権限をイラ
ク当局に与えるというものである。またイラクに持ち込まれるすべての米軍貨物
を検査する権限をイラク当局に認めるという。 イラクの政治家はその変更を、
イラクの主権を保持する手段と見ている。 ワシントンでは28日、軍高官たち
が提案された修正案はまだ知らないが、ペンタゴンはそれを拒絶しそうだと語っ
た。



3)
イラク大統領(クルド)は地位協定の早期調印を模索
Iraqi president seeks swift signature for US pact
http://wiredispatch.com/news/?id=437078

 10月30日 -- イラク大統領のジャラル・タラバニは、締結が遅れてい
るアメリカとの安全保障協定に早く結論を出すよう要請した。 タラバニは「協
定の重要性と両国の利益」を強調した。 ・・・協定は米軍駐留の期間やイラク
駐留米兵の法的地位、その他の問題を扱っている。文言はいったん確定したのだ
が、それは議会に送られて承認されなければならない。この協定はサドルを信奉
する一部の政府勢力から拒否されているがクルド人は協定を支持している。タラ
バニはクルド人である。



4)
イラク政府はディヤラ州でSons Of Iraq(覚醒会議)の取締りを続行
Iraqi Government Continues Its Crackdown On Diyala Sons Of Iraq
http://musingsoniraq.blogspot.com/2008/10/government-continues-its-crackdown-on.html

 ディヤラ州バクーバの南では、10月21日、イラク軍兵士が「イラクの息子
たち」(覚醒会議/訳注)の指導者ムッラー・シハブ・アル・サフィーの自宅を
急襲した。 アル・サフィーはその時不在だったが、彼の兄弟と父親が居て逮捕
されたが、後に釈放された。内務省の広報担当は、「イラクの息子たち」の指導
者にテロと殺人の容疑があったので急襲作戦が実行されたと語った。







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