①死亡日統計では来週から再来週にかけて大阪はピークアウトするか? この場合、感染日は死亡日の平均23日前であるために感染の生じた日で評価した新規感染者数のピークアウトは、四月第五週〜五月第二週となる。 新規感染者数は、統計化日で五月第三週〜第四週でピークアウトするか?
②やはり実死亡日での評価は非常に有力。
③大阪での新規感染者の第四波は、2/28起点だが、週間比較では3月第二週から。 死亡の第四波は、三月第四週から。 遅行は約二週間で、やや遅行が大きい程度。
④CFR 2%とやや高めの致命率で評価 大阪での週間推定感染者数(報告日・暫定)CFR2%遅行2週間 三月第二週 700人 三月第三週 500人 三月第四週 700人 三月第五週 900人 三月第三週 1650人 三月第五週 3450人 四月第二週 6450人 四月第三週 8500人 四月第四週 8850人
⑤大阪での一日平均推定感染者数(報告日・暫定)CFR2%遅行2週間 三月第二週 100人/日 三月第三週 71人/日 三月第四週 100人/日 三月第五週 129人/日 三月第三週 236人/日 三月第五週 493人/日 四月第二週 921人/日 四月第三週 1214人/日やや過小評価 四月第四週 1264人/日 過小評価
⑥結構あっているんじゃないかな? 四月第四週は、まだ死亡集計の遅延から感染者数にして100~200人/日程度積み増しされるだろうから実際には1500人/日程度だろう。 ということは、4月第三週以降(4/11以降)は、報告日基準での新規感染者数の増加率はやや衰えているとみて良いだろう。
⑦尚自宅死、孤独死などはかなりの部分が超過死亡に入るだろう。故に死亡数での評価も相当な取りこぼしがあると考えて良い。
⑧実は、デンカの抗原検査キットの感度50%で推定した修正後の日毎新規感染者数と非常によく合っている。 大阪府は現在50%程度の過小評価を行っているのだろう。これでは自宅で苦しむ人や出歩く感染者が増えても文句は言えない。
⑨安い、速い、正確なのだから、大手PCR検査会社と契約して発症4日以内の人は唾液PCR検査をすれば良いのにね。陰性者は初回検査二~3日後に再唾液PCR検査。
⑩僕はエクセル苦手なのでこの程度しかしませんが、死亡日別の死亡統計は非常に有力です。 数値が安定するまでに10日、概ね確定するまでに30日かかりますが、この数をCFRで割れば、平均18日前の発症日別日毎新規感染者数をかなり正確に算出できます。 これからのずれが統計の欠陥の目安となります。
⑪まぁ有効数字は二桁から三桁しかないけどね。防疫上の判断材料としては十分な精度。
⑫https://covid19.apple.com/mobility 大阪の移動傾向を見ると、四月に入るとほぼ同時に公共交通と徒歩の移動傾向が大幅に下がっており、この二週間後に死亡数から推定される日毎新規感染者の増加率が下がっている=倍加時間が遅くなっている。 これは傍証にはなるね。
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⑬4月第三週に新規感染者数等系がサチるのと抗原検査の大量導入が同時に始まっており、この頃から移動傾向の低下の効果も加わっているので解析しにくくなっている。 但し、移動傾向が-20%弱程度でケント株が収束に向かうとは考え難い。
⑭ちなみに連休明け学校再開の効果は来週から出てくる。今週は、学校連休効果で新規感染者数には負のバイアスがかかるだろう。 今週、来週の統計はとても重要と言える。