来店・乗車、マスクなしOK 従業員は継続、13日から緩和 新型コロナ
<picture><source srcset="https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/amd-img/20230312-00000006-jij-000-9-view.jpg?pri=l&w=480&h=640&exp=10800&fmt=webp" type="image/webp" /><source srcset="https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/amd-img/20230312-00000006-jij-000-9-view.jpg?pri=l&w=480&h=640&exp=10800" type="image/jpeg" /></picture>
松屋銀座の入り口にあるマスク着用を求める看板=10日午後、東京都中央区
新型コロナウイルス対策のマスク着用が、13日から屋内外を問わず個人の判断に委ねられる。
これを踏まえ、小売りや運輸、娯楽施設運営などの各社は同日以降、顧客にマスク着用を求めない方針だ。ただ、感染を懸念する顧客への配慮から、接客する従業員は着用を継続する社も少なくない。
高島屋や松屋など大手百貨店は13日、来店客に対するマスク着用要請をやめ、着用を求める掲示物は内容を変更する。ローソンなどコンビニエンスストア各社やイオンもほぼ同様の対応。JR東日本など主な鉄道各社は、電車内や駅構内で着用を呼び掛けるアナウンスを取りやめる。
ただ、従業員については、「お客さまや従業員自身の安心・安全のため着用を継続する」(三越伊勢丹ホールディングス)との考えが多数派。
消毒液や検温器、ビニールカーテンなどもそのまま残りそうで、コンビニ関係者は、「(コロナの感染症法上の位置付けが変わる)5月までは、店の景色はほとんど変わらない」と話す。
一方、東京ディズニーランドなどを運営するオリエンタルランドは業界団体の指針変更に合わせ、従業員を含めて着用を個人の判断に委ねる。日本航空と全日本空輸も同様だ。
マスクを外す人が増えることで各社が懸念するのは、着用を続ける人とのトラブル。全国の映画館などで構成する全国興行生活衛生同業組合連合会は、「会話は周りの方にご配慮を」などとする短い動画を作製し、13日以降、各館で映画上映前に流すという。野口彰事務局長は、「観客が互いを思いやって鑑賞できる環境をつくりたい」と話している