これは全く山本さんの言う通りだと思います。事態を「鳥瞰する」ことができれば耐えられる。今の状態がいつ、どのように変わるのか「見通し」があれば被災者も「希望」が持てる。でも今「見通し」を語る人も機関も存在しない。総理大臣の仕事はまさに「鳥瞰すること」に存するのではないのですか。
引用
内田樹
出された要望は、「水」「食事」「トイレ」「お風呂」「電波」が最も多かった。(…)加えて、欲しいものは「見通し」であった。いつお風呂に入れるか、 見通しがわかれば待てるという。 避難所で自前の灯油で暖をとる被災者。 いつ灯油が届くかの見通しがあれば、 節約しながら何とか凌ぐという。 twitter.com/yamamototaro0/…
2)今回の志賀原発のように稼働が止まっている原発はそもそも核分裂もしていませんし熱も出てませんから、原子炉そのものがメルトダウンする、なんていう人には「どうしたらそんなことが起きるのか逆に教えて欲しい」という気持ちです。 ただし使用済み核燃料という形でウランとプルトニウムの貯蔵庫になっていますから、ハイリスクなのはそちらの方で原子炉ではない。
3)今回の能登地震で唯一、3.11の教訓が生きた点があったとするなら,それは志賀原発を止めてあったことです。それも止めて13年なので崩壊熱も下がっている。これで稼働中なら、クライシス(危機)ではなくカタストロフ(破滅)のシナリオに入りましたから。
4)今回の地震が少し西にずれて、福井県だったら危なかった。大飯原発、高浜原発が稼働してます。
5)例えば、パーキングに入れエンジンを切ったクルマがあるとします。サイドブレーキを引き、ギアをパーキングポジションに入れました。そして車を離れます。…
その車が、無人のまま勝手に高速道路を逆走して重大事故を起こす可能性はゼロではない、と言う人がいたら「まあ、確率としてはゼロじゃないが、この人は精神がおかしいな」と私は考えます。 それよりは、タンクにあるガソリンに引火するような放火とか、車そのものが盗まれるとか、そういうリスクを考えるほうが現実的でしょう。
少々誤解されているようなので元専門として注記しておきます。 福1では地震直後スクラムで核分裂は停止した後崩壊熱の冷却が出来ずにメルトダウンしました。 志賀では停止後長期間が経過したので崩壊熱は減っていますが冷却は続ける必要があり、送電線が1系統不能になり危険はありました。