皇后さま まもなくお誕生日 行事取りやめも...家族で支え合い
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来週、57歳の誕生日を迎えられる皇后・雅子さま。 コロナ禍でさまざまな制約がある中、家族で支え合われた1年となった。
天皇皇后として、初めて迎えられた2020年のお正月。 えんび服姿の陛下と、ローブ・デコルテにティアラを着用した皇后・雅子さまは、参列者から新年のあいさつを受けられた。 ところが、4月の緊急事態宣言を受け、皇室の行事は大半が取りやめになった。
感染症への取り組みや影響について、陛下とともに、専門家からたびたび説明を受けられた皇后さま。 名誉総裁を務める日本赤十字社のご進講で、皇后さまは「皆さんの懸命な医療活動は、多くの患者さんの命を救ってこられたものと思います」と感謝の気持ちを伝えられた。 2020年の夏は、御用邸での静養は見送り、お住まいのある赤坂御用地で、ご家族そろってカブトムシやクワガタを採集して育てたり、陛下が子どものころから愛用する天体望遠鏡で、一緒に星空を眺めるなど、身近な自然に触れられた。 実は、子どものころから生き物が大好きな皇后さま。 自宅でイモリを飼育したり、ご結婚後は庭で見つけたクワガタを飼育し、30匹以上育てられたこともあった。 さらに、上皇后・美智子さまから引き継がれた皇居での養蚕に、2020年、初めて取り組んだ際は、いとおしむように、蚕に桑の葉を与えられる姿があった。
10月、長女・愛子さまは、学習院大学入学後、初めてキャンパスに登校された。 愛子さま「新型コロナウイルスの感染拡大が収束し、皆さまが普段通りの生活や活動ができるようになることを心より願っております」 人々に寄り添う気持ちを言葉にされた愛子さま。 フジテレビ社会部 宮内庁担当・宮崎千歳記者「来年、成年皇族の仲間入りをする愛子さまは、行事に出かけられる両陛下を、早朝でも玄関で見送られていたそうなんですね。そうした、さりげなく支えられる愛子さまの存在や、ご家族で身近な自然や生き物に触れるひとときが家族の絆をより深めたのではないかと」
11月8日、立皇嗣の礼で、皇后さまは、17年ぶりにお言葉を述べられた。 皇后・雅子さま「どうぞこれからも、お健やかにお務めを果たされますように」 困難な状況に苦しむ人たちに寄り添われる日々。 誕生日の祝賀行事は、すべて控えられるという。