自民党の派閥による裏金問題を受け、田中真紀子元外務大臣が政権交代について語った。
田中氏は、「有権者の“見極める力”が政治家を鍛える」と主張する。その背景には、父であり元総理大臣の田中角栄氏から受け継いだ教えがあるという。
「選挙のときに立会演説会をやるべき。選挙期間中に、その地域の公園で全部の候補者が集まる。地域住民が来るじゃないですか。そこで自分の政見を喋る、(有権者が)質問する。うちの父がよく言っていたのは『お父さんは立会演説会で鍛えられた』と。候補者が出るといろいろな質問が来る。『これ答えろ』と意識のある人は質問する。答えられないと相手はしつこく聞いてくるんだけど、一生懸命お父さんは答えた。最後は「わかった角さん 頑張れ!」と言って、質問者が帰って行ったのを見て、よかったと思って『これにお父さんは鍛えられたよ』と。これが民主主義の原点」(田中真紀子氏)
そんな民主主義を実現するために必要なことについて、田中氏は「(自民党は)党を解体した方がいい。嫌でも野党に投票するしかない。有権者が政治家を鍛える、政党を作る。そういう努力を有権者が投票によって示すとだんだん成長して、最終的にはイギリスのような政権交代の二大政党になっていくと思う。それには何十年もかかると思う」と野党形成について熱弁した。さらに「有権者が野党を鍛えるの。政権をとらせる。その都度何かを学んで、作っちゃ壊し…残念ながら国威は下がるかもしれないけどしょうがないでしょうね」と語った。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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