【AFP=時事】ヘンリー英王子(Prince Harry)とメーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)夫妻の英国内での好感度が、英王室での人種差別を告発したインタビューの放映後に急落したことが、英調査会社ユーガブ(YouGov)が12日発表した世論調査結果により明らかになった。
ヘンリー王子を好意的に思う人の割合は過去最低の44%まで下落し、否定的に思う人の割合(48%)を初めて下回った。インタビュー放映前の今月初めに行われた調査では、53%が王子に対して好感を持っていた。
メーガン妃の好感度はインタビュー放映前からすでに低かったが、今回の調査で否定的に思うと回答した人の割合は、放映前の53%から58%に上昇。好意的に思うとの回答は放映前の38%から31%に下がった。
夫妻への好感度は世代間で差がみられ、若年層からは大きく支持されている。18~24歳の若者のうち、59%がヘンリー王子に、55%がメーガン妃に好意を持つと回答。一方、65歳以上は夫妻への反感が圧倒的に強く、ヘンリー王子に対しては69%が、メーガン妃に対しては83%が否定的に思うと回答した。
さらに、ヘンリー王子の父チャールズ皇太子(Prince Charles)の好感度も57%から49%へと低下した。ヘンリー王子はインタビューで、チャールズ皇太子がある時点から電話に応じなくなり、家族から「経済的関係を断たれた」と語っていた。一方、他の王族の好感度はおおむね変わらず、エリザベス女王(Queen Elizabeth II)の支持率は80%だった。
メーガン妃の母国・米国では対照的に、王子夫妻の好感度はインタビュー後に上昇。米調査会社モーニング・コンサルト(Morning Consult)の世論調査では、夫妻の好感度はそれぞれ20ポイント以上上がり、69%がヘンリー王子に、67%がメーガン妃に好感を持つと答えた。
【翻訳編集】AFPBB News