読売新聞 によるストーリー • 2 時間
【ロンドン=蒔田一彦】英BBCなどによると、がんと診断された英国のチャールズ国王(75)は6日、ロンドン市内の邸宅で、次男のヘンリー王子(39)と短時間面会した。国王は面会後、カミラ王妃(76)と共に車で邸宅を離れた。スーツにネクタイ姿の国王は車内から笑顔で手を振った。がんを公表後、国王が公の場に姿を見せたのは初めて。
王室との確執を抱えるヘンリー王子は2020年に公務から退いた。現在は米カリフォルニア州に住んでおり、6日に帰国した。
ヘンリー王子は昨年の5月の国王の戴冠(たいかん)式に出席するなど、度々帰国しているが、国王と顔を合わせて話をするのは「22年9月のエリザベス女王の葬儀以降初めて」(英紙ザ・タイムズ)とされ、関係修復につながるかどうか注目されている。一方、ウィリアム皇太子(41)がヘンリー王子と会う予定はないという。