新型コロナウイルスへの感染が確認された人のうち、自宅療養している人が首都圏の1都3県で6万人近くに上っていることが分かりました。
このうち、
▽東京都では18日時点で2万2226人が自宅療養をしています。
また、
▽神奈川県では17日時点で1万3342人となっているほか、
▽千葉県では18日時点で8506人となっています。
このほか、
▽埼玉県内では18日時点で1万5280人となっていて、首都圏の1都3県では合わせて5万9354人と、6万人近い人が自宅療養をしている状況です。
このほかの関東の各県では、
▽茨城県が18日時点で1516人となっているほか、
▽栃木県は18日時点で1029人に上っています。
また、
▽群馬県は、先週、無症状で家庭内感染のおそれがない人などに、自宅療養を求める方針を明らかにしていて、現時点で自宅療養をしている人はいないということですが、入院や宿泊療養を調整中で、決まるまでの間、自宅で待機している人は18日時点で1084人に上っているということです。
新型コロナウイルスの影響で倒産した企業の数が、去年2月からの累計で1900社になりました。
緊急事態宣言の延長や対象地域の拡大で、飲食店などの倒産がさらに早いペースで増えるおそれがあると信用調査会社は指摘しています。
「帝国データバンク」のまとめによりますと、新型コロナウイルスの影響で
▽破産などの手続きをとって倒産した企業や
▽事業を停止して法的整理の準備に入った企業は
個人事業主を含めて去年2月から18日までの累計で1900社になりました。
業種別では
▽「飲食店」が314社と最も多く、
次いで
▽「建設・工事業」が190社、
▽「ホテル・旅館」が106社、
▽「食品卸」が100社などとなっています。
倒産が発生した月別では
▽ことし3月が175社と最も多く、
▽次いで、ことし4月と7月が164社と、
ことし春以降増加傾向になっています。
帝国データバンクは「このところの急速な感染拡大で、東京や大阪といった大都市圏の飲食店や、店の修繕を請け負う工事業者などの倒産が目立っている。緊急事態宣言の延長や対象地域の拡大で今後、さらに早いペースで倒産が増えるおそれがある」と指摘しています。
【速報】新型コロナ 22府県で過去最多を更新(午後5時15分時点)
8/19
【速報】東京5534人の感染確認 8月19日
新型コロナウイルスの「第5波」で若年層に感染が広がっていることを受け、大阪府は18日の対策本部会議で、2学期からの学校での感染対策を決定した。原則として修学旅行は延期し、部活動では感染リスクの高い活動の自粛を求める。10歳代以下の感染者が急増する一方、重症者の半数を40~50歳代が占めており、親世代への感染拡大を防ぐ狙いがある。
吉村洋文知事は、これまで会社や飲食店で感染した親世代から家庭内で子どもにうつるケースが目立ったのに対し、現在は学校で感染した子どもが家庭に持ち込む「逆流現象」の危険性が高まっていると指摘。「(インド由来の変異ウイルス)『デルタ株』が広がるなかで学校活動が始まる。子どもが家庭に持ち帰ると親世代で感染が広がる契機になりうる」と、対策強化の理由を説明した。(後略)