[ライブ]ウクライナ戦争:アゾフスタルの停戦の現実に対する疑念
本質的なポイント:
► ロシア軍は、木曜日の午前5時(UT)からマリウポリのアゾフスタル工場周辺の停戦を発表.mたが、キエフはこれを否定している。木曜日から土曜日まで、民間人の立ち退きを可能にするために人道的回廊が開かれることが期待されている。
► ロシア石油に対する禁輸措置の実施を拒否する欧州連合加盟国は、戦争犯罪に「共謀」するだろうと、ウクライナのドミトロ・クレバ外相は水曜日に警告した。
AP通信の調査によると、マリウポリ劇場を破壊した3月16日の空爆では、そこに避難していた600人近くの民間人が死亡した。アメリカ通信社の調査は、ロシアが空爆を正当化するのに使った口実で、戦域にはウクライナ兵がいなかったことも示している。
► UNHCRの最新の集計によると、2月24日のウクライナ侵攻以来、3,000人以上の民間人が戦闘と砲撃で死亡している。
(後略)
「ゼレンスキー氏にもプーチン氏と同等の責任」 元ブラジル大統領
【5月5日 AFP】ブラジルのルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバ(Luiz Inacio Lula da Silva)元大統領(76)は4日に公開された米誌タイム(Time)のインタビューで、ロシアのウクライナ侵攻について、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領はロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領と同等の責任があると述べた。
ルラ氏は「ウクライナ大統領はテレビで演説し、拍手喝采され、(欧州の)全国会議員からスタンディングオベーションを浴びている」とした上で「この男(ゼレンスキー氏)はこの戦争について、プーチン氏と同等の責任を負っている」と述べた。
ルラ氏はゼレンスキー氏について、ウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟に向けた動きに反対するロシアに譲歩し、プーチン氏と交渉を重ねて紛争を回避すべきだったと述べた。
また、ゼレンスキー氏がコメディー俳優として有名になったことに言及し、「われわれは真剣に話し合うべきだ。あなたは確かに素晴らしいコメディアンだったが、自分がテレビに出るために私たちに戦争をさせないでほしい」と述べた。
米国のジョー・バイデン(Joe Biden)大統領についても、「飛行機でモスクワに行き、プーチン氏と話すこともできたはずだ。指導者にはこうした姿勢が求められている」と非難した。
ルラ氏の発言が西側諸国のひんしゅくを買うのは必至だ。西側諸国でロシアによるウクライナ侵攻を「一方的な侵略」と見なし、ウクライナに軍事支援を行い、ロシアに制裁を科している。
左派のルラ氏は2003~10年に大統領を務めた。今年10月の大統領選での返り咲きが有力視されており、世論調査では現職の極右ジャイル・ボルソナロ(Jair Bolsonaro)大統領を支持率でリードしている。(c)AFP
ロシア、核搭載可能ミサイルの模擬発射訓練
【5月5日 AFP】ロシア軍は4日、欧州連合(EU)加盟国ポーランドとリトアニアに挟まれた飛び地カリーニングラード(Kaliningrad)州で、核弾頭を搭載可能な地上発射型ミサイル「イスカンデル(Iskander)」の模擬発射訓練を行った。国防省が同日、明らかにした。
ロシア軍は100人以上が参加したコンピューターシミュレーションによる演習で、仮想敵のミサイル発射装置や飛行場などの重要インフラ、指揮所などを模した標的に対する単射・連射での攻撃を訓練した。