石破政権組閣人事。「旧安倍派からの入閣はゼロで、『のけ者扱いだ』(同派若手)との反発も出ている」読売新聞。 「自業自得」「当然だろ」と天の声。
高市さんなら最悪だったが、では石破さんなら最良なのか。鉄道をアイドルをラーメンを語る姿に騙されてはならないと思う。しかし閣僚人事を見ると幾分マシにも思える。安倍政治を許さないが貫かれているからだ。一方の野田さんは安倍さんとの約束などと言っていて、これでどうやって戦おうというのか。
総選挙まで、国民は①安倍的3S(説明せず、説得せず、責任取らず)政治から脱却できるか、②裏金議員選挙公認にどう対処するか、③派閥や長老の影響力を排除出来るか、といった点を注視すべき。こういう事に消極的な右派議員が党を割るのは日本の政治改革推進にはむしろ好ましいと認識すべきだろう。
高市氏を全面支持したのが、「Will」「Hanada」の常連筆者やネット右翼、裏金議員、差別扇動議員でなければ、高市氏はもっと票を集めていたかもしれない。一方で、政治的立場から、そういう人たちの支持を頼りにせざるを得ないのが高市氏の限界。
石破さん総裁選中の約束 ・衆議院解散は国民に判断できる材料を出してから行う ・解散は自党だけでは決められない、野党と相談が必要 ・自民党はルールを守る 早速、反故にされそうですが。。
石破さんの党内基盤は弱い。石破内閣を安定させるためには、高い内閣支持率が必要となる。小泉内閣と同じ構造だ。石破さんはこの10年間の自民党を敵に回しても、信念を貫いた方がよい。政治的調整は様々なところで必要だが、重要な政策についてブレたり、前言撤回が続くと、一気に世論から見放される。
石破自民党総裁になったら野党は困ると報じられていたが、思った以上に野党の出る幕はなくなった。おまけに、首相になる前からあっさり解散総選挙を 言い出され、野党はなすすべもない。石破は自民党の嫌われ者から、自民党の救世主になった。まさしく政界は一寸先は闇である。