岩手県内で連日、新型コロナウイルスの感染が確認されている。7月31日深夜には4人目の陽性が判明し、「感染者ゼロ」だった岩手で3日連続の感染確認となった。東京など都市部を中心に感染拡大が続くなか、県は岩手も例外ではないとの見方を示す。
県によると、陽性とわかったのは北上市の40代男性会社員。中部地方に単身赴任しており、26日に名古屋から飛行機で花巻空港へ移動し、家族の車で自宅に戻った。27日に37・1度の発熱とせきの症状があり、31日まで自宅にいた。30日に38・5度まで熱があがり、31日に帰国者・接触者外来を受診。PCR検査で陽性とわかった。入院しているが重症ではないという。
県内では29日に盛岡市と宮古市の男性、30日に矢巾町の男性の感染が確認された。宮古市と矢巾町の男性は仕事や会食を通じて接点があったが、北上の男性と3人の接点はないという。
県は現在、感染者用に150の病床を確保。野原勝・保健福祉部長は「現時点で入院状況は逼迫(ひっぱく)していない」と述べ、今の医療体制で対応が可能とする。一方、「国内全体がそういう状況(感染拡大)になっている。岩手もその中に入っている」として引き続き警戒していく。(御船紗子)
岩手で新型コロナの感染確認後…(以下会員記事)
7月月間では、感染者が187万人(69%)増加、死者は2万5770人(20%)増加した。6月は感染者が83万5000人(46%)増加、死者は2万2322人(21%)増加だった。
7月に感染者が最も増えたのはフロリダ州(31万人超)、次いでカリフォルニア州とテキサス州(約26万人)。3州は6月に感染者数が倍増した。
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沖縄県は2日、新たに新型コロナウイルスに64人が感染したと発表した。4日連続で50人以上の感染が判明しており、県内の感染者は延べ522人になった。
また、在沖米軍では、新たに17人が感染したと明らかにした。内訳は、クラスター(感染者集団)が確認されている海兵隊キャンプ・ハンセン(金武町など)で13人、普天間飛行場(宜野湾市)で1人、牧港補給地区(浦添市)で2人、空軍の嘉手納基地(嘉手納町など)で1人だった。
米軍の報告を受けた県のまとめによると、7月7日以降の在沖米軍の感染者は、五つの基地で計269人になった
国内感染5日連続で1000人超 新たに1331人
国内では2日、新たに1331人の新型コロナウイルスの感染者が確認された。国内の新規感染者が千人を超えるのは5日連続。東京で292人、大阪で194人、愛知で160人、福岡で145人が報告された。
これまでの感染者数は計3万9190人。クルーズ船ダイヤモンド・プリンセスの乗客乗員を含めると計3万9902人で、死者は計1026人