とおいひのうた いまというひのうた

自分が感じてきたことを、順不同で、ああでもない、こうでもないと、かきつらねていきたいと思っている。

待望の『小学館ロベール仏和大辞典』の電子辞書 ラスト

2009年03月21日 02時52分07秒 | ことば・こころ・文学・演劇
〈写真は満開のニオイスミレ。鉢ひろげをしたので昨年より花つきがいいですね)

 昨日とちがって、今日はパンフを調べて行ったので、カシオのねらう電子辞書の ”あるべき姿”を少しばかり理解して、商品と対峙できました。

 15年ほど前のソニーのアイデアと少し重なるところは、収録されているコンテンツ(辞書)に50MBのみですが、追加コンテンツ(自分が欲しい辞書の追加)ができることでしょうか?

 仏語にかぎり(他の分野は知らないから)、新型はさらにコンテンツ(あらかじめ入れてある辞書)の選択が改良されていると思わされました。けれど個人的にはその他ごちゃごちゃの辞書に不要なものが目立つので、理想は ”追加”ではなく、不要な辞書は削除でき、自分の欲しい辞書とコンテンツをとりかえ、自分が必要とする電子辞書がつくれれば、理想なのですが....

 そのためには、収録コンテンツ(辞書)を削除し、自分の好みのコンテンツと入れ替え可能でなければなりません。現在はできないということです。追加コンテンツをカシオは(けちって?)、限られたものしかまだ出していないし、さしこめばいいだけの便利なカード式のものが品数少ないうえに値段が高すぎる。

 他の分野のコンテンツ(辞書)を見ると、かなり良い辞書の電子化に成功している。しかし現段階では、既成品コンテンツをつくるためにカシオが一人で抱き込んで、追加コンテンツとして一般には売ってくれていない。売ってくれても現在は開発途上なため(?)なのか、非常に高い。

 リーズナブルなお値段で、便利なカード式で既成品として入っているコンテンツ(辞書)をどんどん「私好み」のコンテンツにとりかえることを可能にし、「私だけの電子辞書」が、いつの日にか、できるといいですね。

 だから、今は売れ残りの旧型は買わないことにし、じっくりと「私だけの電子辞書」がつくれる日を遠い目標にしつつ、少々お高くとも、ちょっとだけ進歩した電子辞書への追加出費(といっても1万5千円程度)をおしまない。腰をすえて選び抜くゾ、という考えに固まりました。


 ソニーが15年(?)ほど前に描いたアイデアは、空っぽの読み取り専用の電子辞書の本体に別売りのパッケージしたcd-romの辞書をとかえひっかえして読み取らせ「私だけの電子辞書」をつくる、という斬新なものでしたが、いかんせん、ソニーはアイデアはいいのですが、エンジニアを大切にしないらしく、機械がへぼですぐに故障ばかりしてお話になりませんでした。

 電子辞書というものは確かに検索が容易ですし、軽量でどこにでも携帯できるので、訳のスピードアップがはかれて便利です。けれどソニーのアイデアを気に入り、投資した私は、肝心の読み取り機械がすぐ故障し、投資したお金はすべて赤字になりました(笑)

 そのとき、私の窮地を救ったのは「紙の辞書」でした。

わたしは、今日一日もだえ苦しんだすえ、懲りずに「夢よ、もう一度、カシオとともに。ただし、あわてずに、腰をすえてじっくりと」

 という結論に至ったという次第です。しばらく携帯するには『ル・デコ』でもバッグにいれてしのぐ。帰宅してから他の辞書で調べなおす。それで間に合う、ということです。(自分が疲れるのは無料だから=ケチ。大体、基本的に、私は翻訳本のファンですし。しかし来月は新型のカシオは買う気十分です。投資いたします。それほど『小学館ロベール仏和大辞典』の電子辞書化は私にとって衝撃的だったということです)

 これだけ新型を買うのに抵抗するのは、開発されたばかりの機械は高いので、いつも早く買うとバカ見るので、新型を欲しがる息子たちに、「型落ち」で結構といつも言ってきたからです。終わり。
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