東芝買収へ出資1兆円確保 国内ファンド、十数社から
東芝の経営再建を巡り、優先交渉権を得た国内ファンドの日本産業パートナーズ(JIP)が、日本企業十数社から買収資金として計約1兆円の出資の意向を取り付け東芝に提示したことが7日、分かった。買収を経て、東芝の非上場化を目指す。買収額は株価を基にした時価総額と同規模を想定しているもようで、現状の株価では2兆2千億円程度となる。
ただ、買収資金の一部に充てる考えの融資について銀行団からの確約を得られていない。銀行が融資する意思を示したことを証明する「コミットメントレター」は期限の7日までに提出できなかった。必要規模の借入金を得られるかどうかが今後の課題となる。