調査を主導した香港大学(HKU)のベンジャミン・カウリング疫学教授はSCMPに対し、シノバック製を接種した人の一部は3回目の追加接種が必要かもしれないとの見方を示した。
この研究は香港政府の委託でHKU医学部公衆衛生学科が実施し、いずれかのワクチンを接種した市民1000人の抗体反応を調べた。
インドネシア当局者は最近、シノバック製ワクチンを接種した医療関係者350人余りが新型コロナウイルスに感染し、数十人が入院していると警告し、感染力が強いとされる変異株に対するシノバック製ワクチンの効果に懸念が広がっている。
ウルグアイは今月、シノバック製ワクチンの実環境データで、新型コロナ感染症患者の集中治療室への収容と死亡を防ぐ効果が90%強と確認されたと発表した。同国政府はまた、医療関係者と80歳以上合わせて16万2047人を対象とする調査で、米ファイザー・ビオンテック製ワクチンの集中治療室への収容と死亡を防ぐ効果が94%で、感染件数は78%減少したと明らかにした。