とおいひのうた いまというひのうた

自分が感じてきたことを、順不同で、ああでもない、こうでもないと、かきつらねていきたいと思っている。

ぎっくり腰

2006年07月26日 11時35分55秒 | 老人介護・心の不調・ストレス
いたたた!
まだ痛い、腰が...

父の介護の最中に、やってしまった。ぎっくり腰を。
介護にはいって、ちょうど1週間目、父の様態は毎日ひらひらと変わっていた。
いつものように、病院に着くと、ナースステーションで車椅子に座って父がいる。
目のはなせない患者はそうやってナースステーションに並んでいる。

介護人が行くと、病室のベッドへ行ける。
さあ、病室のベッドへ行きましょうと、車椅子を押して病室へ行った。

いつもは、車椅子から立ち上がる父が、その日はぐったりしていた。
手をひっぱって、車椅子から立たせ、ベッドへ移動させようとした。

いつもは、足に力を加え立つ父が、その日は足がなえたようになって完全に脱力状態。へなへなと崩れる。転倒して頭をどこかにぶつけるのを恐れた私は、思わず父を抱き上げ、至近距離のベッドに移そうとした。

父も激やせしていたので、軽いかと思ったら、人間が完全脱力すると、石のように重たくなるのを初めて知った。

そこで、うかつにも、腰をぐきんとやってしまった。(笑い)

父は床に崩れ、私は腰のあまりもの痛みで、やはり崩れおり、父の足の上に乗っかった。

あわてず、いったん、父を床に座らせ、呼吸をおいてから、なんとかベッドまで持っていくことを考えるべきだった。

個室は空いていなかったので6人部屋だった。同室の男の患者さんが見かねてすぐに駆けつけてきてくださり、父を抱き上げ、ベッドに運んでくださった。
看護婦さんも駆けつけてきて、
「こういう時は、私たちを呼んでください。他の患者さんに助けを求めるのは止めてください。他の方も病人なのです。なにかあったら困るのは私たちなのです」
と、怒られた。

やれやれである。

整形外科の外来で、診察を受けたところ、幸い骨には異常はなく、痛みが治まれば、OKということだったが....

腰の痛みとは、すさまじいものがある。痛みで、頭がぼーとし、気が弱くなった。声も出ない。とんだところで、病気の方々の心情を少し味わった。

痛み止めを投薬しはじめてから、17日目になるが、いまだに痛み止めなしでは過ごせない。

ぎっくり腰には、ご用心!
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