とおいひのうた いまというひのうた

自分が感じてきたことを、順不同で、ああでもない、こうでもないと、かきつらねていきたいと思っている。

コンクリートの浜辺

2006年07月25日 12時07分07秒 | 私のこと(日記)
故郷の、自然のままであった大学の裏手にある日本海と松林は、すっかり人の手が入り、浜辺は砂浜が消え、コンクリートの岩にかわり、松林には、こぎれいな散歩道ができていました。
旧制中学時代からの古い大学の校舎は、医学部を残し、取り壊され、別の場所に新校舎が建てられ移転していました。
跡地には、大学付属小学校と職員用官舎と学生寮が建てられていました。古くなり不便ではあったけれども、廊下の板に油を塗りつける旧校舎がなつかしい。

変わらないのは、海だけでした。
相変わらずの風情で、洋々と、たゆたっていました。

コンクリートの浜辺に、穏やかに、波がよせてはかえし、カラスや雀、そしてカモメが飛んでいました。

海辺に沿って、舗装された一般自動車道が走り、コンクリートの浜辺と道路を 仕切るように柵が並んでいました。

しかし、海辺には降りていけたので、コンクリートの岩の上にすわり、海を眺めてきました。海には炸裂した青春の思い出が凝縮されています。思わず、コンクリートの岩をつたって、海水まで行き、水に手を入れてきました。それだけではおさまらず、海水を手ですくい、飲んできました。

意外でしたが、飲みやすく、味は、”甘かった”。

海と、潮風と、カモメさえあればいい。しばらく潮風にふかれ帰ってきました。

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