国民民主党の玉木雄一郎代表(55)が3日放送のTBS「サンデージャポン」(日曜前9・54)にVTR出演した。
今回は、元衆院議員でタレントの杉村太蔵が直撃インタビュー。「もし自公が“玉木総理にする。ぜひ連立組んでくれ”と言ったら乗りますか?」と質問をぶつけた。
玉木氏は「乗らない」と即答。
「時代が変わっていって、ヨーロッパだとハングパーラメントっていう状況だと思います。宙ぶらりんの国会ね。その中での新しいルールメーキングが今、求められていて。私は誰とやるかよりも、何をやるかで考えていた。プロジェクトファイナンス的なんですけど、何をするかによって一致したら合意していくっていう。合意する相手も時によって変えていくっていうのがこれからのやり方じゃないですか」とコメントした。
一方、立憲民主党は公示前の98から50増の148議席に躍進。国民民主党は7議席から28議席に大幅増となった。れいわ新選組も3議席から9議席に伸ばした。また、日本維新の会(公示前43)は38議席、共産党(同10)は8議席で、それぞれ減らした。社民党は小選挙区で1議席を維持。参政党は衆院選で初めて議席を獲得し3議席を得た。政治団体「日本保守党」は選挙区と比例代表で計3議席を獲得した。無所属は与党系6、野党系6の計12議席だった。
(管理人注;wikipedeia
ハング・パーラメント(英:hung parliament、宙吊り議会)は、議院内閣制の政治体制において、立法府でどの政党も議席の単独過半数を獲得していない状態である。]
「ハング・パーラメントでは、少数政党がキャスティングボートを握り、発言力を増す場合が多い。このことは、二大政党制を支持する立場から望ましくないとする意見と、二大政党制では反映されにくい国民の多様な意見を反映できると評価する意見が存在する。」
衆議院選挙で、歴史的大敗となった自⺠党。公明党と合わせた議席も、過半数を大きく割り込み、石破政権にとって厳しい船出となるなか、与野党の駆け引きが始まっています。
自民党が歴史的大敗 前途多難?石破政権の船出
国⺠⺠主党 新人 日野紗里亜議員
「(子どもに)ママ勝ったよ!と言ったら『ママ優勝したの?』って言われて、優勝したよ!と言っておきました」
女性の新人議員の当選も相次いだ衆院選挙。立憲⺠主党は一気に50議席を積み増し、国⺠⺠主党は4倍、れいわ新選組も3倍に増やしました。
明暗が分かれたのが...
日本維新の会 浅田均参院議員会⻑
「今回の大惨敗の責任をとって馬場代表と藤田選対本部⻑は辞意を表すべき」
野党第一党を目指しながら、立憲の4分の1ほどにとどまった維新。馬場代表は、公然と辞任を迫られる事態。
一方の与党側では...
公明党 石井啓一代表
「代表の職を辞することを決めました」
そして、歴史的な大敗を喫した自⺠党。
2012年の政権交代から保ってきた単独過半数はおろか、公明と合わせた与党での過半数すら割り込んだのです。
石破内閣で閣僚になったばかりの人たちも...
牧原秀樹法務大臣
「まだ何も現実を受け止められない」
小里泰弘農水大臣
「本当に申し訳ありませんでした」
裏金と統一教会の問題が直撃した選挙結果に石破総理は..
石破茂総理
「わが自由⺠主党は心底から反省し、生まれ変わらなければならない」
「自⺠一強」から一転、「少数与党」となった石破政権。
過去にも「少数与党」の政権はありましたが...
羽田孜総理(当時)
「少数与党による政権ということで、大変厳しいものがあると思っている」
30年前、7党の連立で発足した羽田内閣。
社会党の離脱によって「少数与党」となると、政権発足からわずか2か月後には内閣不信任案が提出、可決される見通しとなり、総辞職に追い込まれたのです。
30年ぶりの「少数野党」だが「むしろ石破総理の強さが発揮できるのでは」
30年ぶりの「少数与党」を率いる石破総理。
しかし、自民党内での立ち位置を考えれば、むしろプラスに働くとの見方も。
政治ジャーナリスト後藤謙次さん
「石破さんはこれまでの自⺠党の流れとは対極にあった人なので、一強体制でこれまで埋もれてきたが、穏健な多党制で(野党と)議論をしながら物事を前に進めていく。むしろ石破総理の強さが発揮できるのでは」
「安倍一強」の時代から“党内野党”とも言われた石破氏は、野党との議論がしやすいという指摘。
さらに、自⺠党内のパワーバランスも・・・
無所属 下村博文元文科大臣
「力及ばずでした」
自⺠党 丸川珠代元五輪大臣
「ひとえに力不足だった」
高市氏を支持する議員とも重なるため、“アンチ石破”派の勢力が削がれた形です。
石破総理からはこんな決意が…
石破茂総理
「身内の論理あるいは党内の理屈、そのようなことを今後は一切排除し、政治とカネについて、さらに抜本的な改革を行っていく」
先の国会で、自⺠党内の理屈で押し切った政治とカネの改革をやり直す姿勢。
政治ジャーナリスト後藤謙次さん
「とりわけ高市支援グループで中核となった人たちが軒並み落選。石破氏は無派閥総理として周辺を固められ、がんじがらめだったが、ある意味“地金”で勝負できるという心境になっている」
まず避けて通れないのは、「総理指名選挙」。
「少数与党」に転落した今、もし国会で野党が結束した場合は、総理の座を失うのです。
立憲⺠主党 野田佳彦代表
「政権を変えていく大きなチャンスなので、ぜひ協力をお願いしたい」
野党第一党の立憲・野田代表は、さっそく維新や共産と党首会談を開催。
その一方で…
立憲⺠主党 野田佳彦代表
「早く話し合いができればいいなと思う。なかなか敷居が高いので困っている」
「敷居が高い」と苦笑いした相手は..
国⺠⺠主党 玉木雄一郎代表
「立憲⺠主党の野田代表に我々が仮に28票を投じたとしても自公に勝てない。良い意味でのキャスティングボートを握れるようなポジションになりたい」
自⺠‧公明との距離を詰める姿勢は、少数与党にとって「渡りに船」となるのか...
石破茂総理
「議席を大きく伸ばした党がある。私どもの足らざるところ、改めるべきところは積極的に取り入れていきたい」
厳しい国会運営に欠かせない多数派工作。建設的な政策論へとつながるのでしょうか。
政治ジャーナリストの青山和弘氏が3日、ABEMA TV「ABEMA的ニュースショー」に出演し、衆院選で自公過半数割れした自民党の内情について解説した。
大敗の責任を取り小泉進次郎氏が選対委員長を辞任。一方で石破茂首相と森山裕幹事長は続投の意向を示している。青山氏は「森山さん自体も辞めたくないというのもそうですし。森山さんに辞められると石破さんは困っちゃうんですよ」と述べた。
その理由として「森山さんしか頼る人がいない。石破さんの側近に幹事長できる人いませんから」とばっさり。「森山さんの言うことを、これまでも聞いてきましたし。党内を抑えるのも森山さんに頼んでるんです。麻生(太郎)さんを最高顧問にしてくれたのも森山さん。菅(義偉)さんと話をするのも森山さん。野党と交渉する。例えば国民民主党と交渉するのも森山さん、維新と話をするにも森山さんみたいになっていて。今、森山さんがいなくなると空中分解しちゃう可能性があるんですね」と指摘。石破首相が森山幹事長に頼りっ放しの現状を明かした。
膳場貴子がキャスターを務めるTBS系「サンデーモーニング」(日曜午前8時)が3日、生放送され、同局「報道1930」キャスター編集長の松原耕二氏が、衆院選で与党が過半数割れした国会運営について私見を語った。
衆院選で連立政権を組む自民党と公明党が過半数割れし、国民民主党が躍進したことなどが伝えられると、松原氏は「安倍1強と言われた時代から様変わりしている」と現状を語りながら「ある種、安倍政治の終焉(しゅうえん)を我々、目撃しているんだな、という気がします」としみじみ語った。
今後について「新たな国会のあり方、国会の本来の役割を取り戻して欲しいという思いはあります」と議論の活性化を歓迎しつつ「その一方で気になっているのは、どの政党も、選挙終わったばっかりですけど、もう考えているのは来年の参議院選挙なわけですよ。そこに向けて、要するに『バラマキ政治』になりはしないか、ということが私は心配」と懸念も示した。
「もちろん、本当に困っている人、困っている若者への支援は必要」と補足もした上で「財政が悪化したら、若者を救うと言っても回り回って若者にツケを回すことになる。何より気になるのは、アベノミクスで構造改革が進まなかった。今、賃上げには、企業の本当の力を付けるのが必要な時に、結局、構造改革の政策がまた後回しになるんじゃないか。そこは何とか、長期的な視点で政治をおこなって欲しいし、有権者もちゃんと見ておく必要がある」と持論を展開した。
テレビ朝日の人気討論番組「朝まで生テレビ!」(後7・00)が3日、BS朝日に移行後、初の放送を迎えた。
1987年にスタートした同番組は、ジャーナリスト田原総一朗氏(90)を司会に、識者や政治家をスタジオに呼び、深夜から日本と日本人の未来を熱く語る討論番組として人気に。38年目の今年、放送局をBSに移した。
司会の田原氏、おなじみの緊張感漂うオープニングテーマ曲「Positive Force」はそのままに、原則月1回(11月は2回放送)で放送される。
この日のテーマは「激論!与党大敗 ド~なる?!日本の政治」。10月27日に投開票された衆院選で、自民党が大敗したことを受け、出演者たちが熱い議論をかわした。田原氏は「これまでは自民党は多数派だから、国会なんか全部下。閣議決定で全部決めた。ところが、少数与党になったから、国会でまともに協議しなきゃいけない。やっと日本が民主国家になった。とってもいいことだと思う」と、さっそく辛口批評が飛び出した。
放送時間も深夜帯からゴールデン帯へと移動した。田原氏は「今までは深夜でしたから。今度は日曜の夜7時だから、本当に皆さん見て欲しい」と呼びかけた。
小林良彰×宮台真司×神保哲生:自民党に歴史的大敗をもたらした民意を読み解く【ダイジェスト】
11/2
先月27日に投開票が行われた衆議院選挙で、15年ぶりに与党が過半数を割る結果となりましたが、この責任をとって石破総理が辞任すべきかどうか聞いたところ、「辞任する必要がない」と答えた人が71%にのぼることが最新のJNNの世論調査でわかりました。一方で「辞任すべきだ」は21%でした。
過半数割れとなったことについては、▼「妥当だ」が最も多く53%、▼「野党がもっと議席を伸ばすべき」が22%、▼「与党がもっと議席を伸ばすべき」が18%でした。
【調査方法】
JNNではコンピュータで無作為に数字を組み合わせ、固定電話と携帯電話両方をかけて行う「RDD方式」を採用しています。
11月2日(土)、3日(日)に全国18歳以上の男女2371人〔固定848人、携帯1523人〕に調査を行い、そのうち43.0%にあたる1020人から有効な回答を得ました。その内訳は固定電話508人、携帯512人でした。
インターネットによる調査は、「その分野に関心がある人」が多く回答する傾向があるため、調査結果には偏りが生じます。より「有権者の縮図」に近づけるためにもJNNでは電話による調査を実施しています。無作為に選んだ方々に対し、機械による自動音声で調査を行うのではなく、調査員が直接聞き取りを行っています。固定電話も年齢層が偏らないよう、お住まいの方から乱数で指定させて頂いたお一人を選んで、質問させて頂いています。