ネットフリックスのドキュメンタリーシリーズ「ハリー&メーガン」(全6話)は大きな話題となった。ネットフリックスでは12月31日から、ヘンリー王子とメーガン妃が制作総指揮を務める新番組「世界を導くリーダーたち:信念は社会を変えた!」(原題・リブ・トゥ・リード=導くために生きる)シリーズが配信される。
シリーズの一つには、ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相(42)も出ているが、アーダーン首相は「インタビューを受けたのは2年半前だった。ヘンリー王子とメーガン妃の番組とは何の関係もない」と声明を出した。英紙ミラーが21日までに報じた。
新番組はヘンリー王子夫妻の制作会社「アーチウェルプロダクション」と、「ネルソン・マンデラ財団」などとのコラボレーションで制作される。
シリーズのインタビューには、アーダーン首相、故ルース・バーダー・ギンズバーグ米国最高裁判所判事、フェミニスト活動家グロリア・スタイネムさん、気候変動活動家グレタ・トゥーンベリさん、米国バスケットボールスターのステフィン・カリーさんが出演。すでに予告編も公開されている。
しかし、アーダーン首相は「2019年3月、マンデラ財団からオファーが来て、同年11月に1時間のインタビューを受けた。世界の意欲的な若いリーダーの話を聞きたいということだった」と声明を出した。
当初、インタビューは印刷物、デジタルブック、ショートフィルム、オーディオブックになると聞かされていたという。
「20年3月にインタビューに基づいた『アイ・ノウ・ディス・トゥ・ビー・トゥルー』という短い本が出版された。21年3月、マンデラ財団から首相官邸に、インタビューをネットフリックスで放送する契約をしたと通知があったので、OKした。今年5月、財団から首相官邸に、ヘンリー王子とメーガン妃がこのシリーズの制作に参加するとの連絡があった。ちなみに、このプロジェクトについて本人たちと直接の連絡を取っていない。すべてマンデラ財団を通してのことだ」とアーダーン首相は明かした。