2018年12月26日
お別れの朝、6:00 に目がさめる。
窓の外を見ると陽がのぼってきていた。
7:00 散歩に飛び出す
隣接する公園に向かう。
マンション前に信号のある交差点をまっすぐわたり、そのまままっすぐ進むと獣医さんのところへ行く道になる。133回補液に通った。
まっすぐ行かず、左に折れると隣接する公園だ。
そのまま信号をわたりまっすぐ進むと一つ目の小さな公園に入る。
じきにチャドを散歩させた場所にくる。
通り過ぎて奥にわけいると次の大きな公園に入る。拾い公園だ。あいかわらず朝早くからヨガをしている一団がいた。
今朝はまぎれこまず、通勤する人、ジョギングする人、犬の散歩をする人とすれちがいながら歩き回り帰宅する。30分の散歩だ。
チャドがダンボールのなかで待っていた。
遺体を抱きあげ抱きしめる。抱いて部屋の中の歩き回った個所を周りお別れさせた。
転びながらせっせと歩いたり、たちどまって休んだり、そそうをした苦闘の場所だ。
どすんと転び、そのまま座り込んで休む姿が目に浮かぶ。
ダンボールにそっと戻しふかふかのバスタオルで包み、白い菊を添えた。出発の支度が整った。
たまたま休みだった長男は来ると言うが、どこにでもホンダのカブで移動する男。能登半島までも行く。この日も当然カブ。
直接焼き場に行くよとメールが入る。焼き場は千葉県内。
こちらはお迎えの車が来て焼き場に向かう。
待合所というところに1時間ほどで着く。
長男もほどなくして着いた。川崎から来たのだ。
2年半ぶりに会った。息子たちはみんな仕事でなかなか会えない。
息子が着くとチャドを安置して最後のお別れの儀式が始まった。お別れの言葉をカードに書いて手に持たせたりした。
カードの言葉
私 「旧宅からついてきてくれて2年9か月もそばにいてくれて心強かった。本当にありがとう」
長男 「前の家でいつも台所の冷蔵庫の上のダンボールに入って足を外に投げ出して寝ていたね」
焼き場はすぐ近くの林のなかにあるので車で移動する。
そこでお別れをして、遺体を渡し、釜に入り、私たちは外に出て火が入りえんとつから煙があがるのを見届けて見送る。
それから焼かれている間、隣接するペット墓地に分け入る。たくさんのペットのお墓が並んでいた。このくらいしないと慰められないお年寄りが多いのだそうだ。(*ペットロス)
墓地を見下ろす格好で観音像が立っている。その下の部屋に供養室があり、お参りをして供養をする。
お参りする長男。
40分ほど経ち、お骨になったチャドをおはしで長男と一緒に拾い骨ツボに治める。
骨ツボをいただいて、車で送ってもらい帰宅する。いたれりつくせりで、頭かっらぽ状態にはとても楽でした。
変わり果てた姿で帰宅したチャド。
長男は別コースでカブで私のマンションまできてくれて、作っておいた夕食や、焼いておいたたケーキも食べて、またカブで帰っていった。
オートバイにすっかり慣れ親しんだ生活をしているとみえる。
チャドが死んでからコーヒーばかりで、私はなにも食べられなかった。この3日で4キロ近くやせ、理想的なBMI22台の体形に一挙にもどる。
サンキュー、チャド。
霞みとなって消えてしまいそうな思い出だけが残った。[了]
【参考】
お別れは本当に辛い!
頑張って少しでもご飯を食べてね。
今朝も朝早く30分散歩に行ってきました。
これからは時間を自分のために使おうと思います。
気になっている小説の翻訳でも進めるかなあとか。
心残りのある本を1冊でも読もうかなあとか。
集中力に自信がありませんが。
あと生活自体も今後どうするかもね。
あと独身ばかりの3人の息子たちがとても気ががりです。少し考えなくてはと思っています。
山にこもっている夫も音をあげはじめていますしね。
一番やっかいな人物です