AFPBB
2020年4月12日 14:25 発信地:パリ/フランス [ フランス ヨーロッパ ]
【4月12日 AFP】世界的に有名な英出身の霊長類学者、ジェーン・グドール(Jane Goodall)博士(86)は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)は、人類が自然を無視し、動物を軽視したことに原因があると指摘している。
アフリカで先駆的な研究に取り組み、チンパンジーの本質を明らかにしたことで知られるグドール氏は、ナショナルジオグラフィック(National Geographic)の新ドキュメンタリー番組「ジェーンのきぼう(Jane Goodall: The Hope)」公開に先駆けて行われた電話会見で、今後の災難を防ぐために過去の失敗から学ぶよう世界に訴え、誰もが変化を起こすことができると語った。
■今のパンデミックについてどう考えますか?
グドール氏:われわれが自然を無視し、地球を共有すべき動物たちを軽視した結果、パンデミックが発生した。これは何年も前から予想されてきたことだ。
例えば、われわれが森を破壊すると、森にいるさまざまな種の動物が近接して生きていかざるを得なくなり、その結果、病気が動物から動物へと伝染する。そして、病気をうつされた動物が人間と密接に接触するようになり、人間に伝染する可能性が高まる。
動物たちは、食用として狩られ、アフリカの市場やアジア地域、特に中国にある野生動物の食肉市場で売られる。また、世界中にある集約農場には数十億匹の動物たちが容赦なく詰め込まれている。こうした環境で、ウイルスが種の壁を越えて動物から人間に伝染する機会が生まれるのだ。
■このような動物市場に対し、私たちはどんなことができますか?
中国が生きた野生動物の市場を閉鎖したのは非常に良いことだ。一時的な禁止措置だが、われわれはこれが恒久的な措置になり、他のアジア諸国も後に続いてくれたらと願っている。
しかしアフリカではブッシュミート(食用の野生動物の肉)の販売に多くの人の生活が懸かっているため、これを禁止するのは非常に難しいだろう。
自分自身や家族を養うためのお金を全く持っていない人々に対して(食用野生動物販売の)禁止をどう行うべきかは、かなり慎重に検討する必要がある。ただ少なくとも今回のパンデミックはわれわれに、新たな流行を防ぐにはどんなことをすべきか教えてくれたはずだ。
■私たちは何に希望を持てば良いですか?
私たちは自然界の一部であり、自然界に依存しており、それを破壊することは子どもたちから未来を奪うことに他ならないということに気付かねばならない。
世界中で行なわれている前例のないロックダウン(都市封鎖)という対応によって、より多くの人が目を覚まし、ひいては、どうすれば自分たちの生き方を変えられるのかということを考えるようになればと思う。
日々の小さな選択をする時にその選択がもたらす結果を考えるようにすれば、誰でも、毎日、影響を与えることができる。何を食べるか、その食べ物はどこから来たのか、その食べ物は動物を虐待して得られたものか、集約農業によって作られたものか(大抵の場合そうだが)、子どもの奴隷労働で作られたから安いのか、生産過程において環境に悪影響を及ぼしたか、どこから何マイル移動してきたのか、車ではなく徒歩で移動できないか。
それから、貧しいとこういった倫理的な選択ができないため、どうすれば貧困を和らげられるのかも考えてほしい。貧しい人たちは生き延びるために、自分たちにできることをせざるを得ない。どれを買おうかと考える余裕はなく、最も安いものを買うだけだ。食べ物をもっと栽培できる土地を必死に探し、最後の木を切り倒してしまうのだ。
私たちが生活の中でできることは、一人一人少しずつ異なるが、私たち皆が変化を起こすことができる。誰もがだ。(c)AFP/Stéphane ORJOLLET
2020年4月12日 17:40 発信地:ソウル/韓国 [ 韓国 北朝鮮 韓国・北朝鮮 ]
【4月12日 AFP】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長の妹、金与正(キム・ヨジョン、Kim Yo-Jong)党第1副部長が、党の政策決定機関に復帰した。国営朝鮮中央通信(KCNA)が12日、報じた。
KCNAによると、長年正恩氏の最側近の地位にあった与正氏は11日、党幹部人事で党中央委員会政治局候補に復帰。正恩氏は今回の決定を下した政治局会議を主宰していた。
2020年4月12日 16:51 発信地:ワシントンD.C./米国 [ 米国 北米 ]
【4月12日 AFP】新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者の病棟で採取した空気サンプルの調査で、新型ウイルスは最大4メートル飛散することが分かった。現在推奨されている確保すべき対人距離の2倍に相当する。中国の研究者らが10日、調査の予備段階の結果を米疾病対策センター(CDC)のオンライン雑誌「新興再興感染症雑誌(Emerging Infectious Diseases Journal)」で発表した。
中国・北京の軍事医学研究院が主導する研究者らは、2月19日から3月2日まで、中国・武漢(Wuhan)の火神山医院(Huoshenshan Hospital)の集中治療室と新型肺炎患者用の一般病棟で物体の表面のサンプルと空気のサンプルを採取した。
研究チームが着目したのは、いわゆる「エーロゾル(エアロゾル)感染」だ。咳やくしゃみの飛沫(ひまつ)は数秒以内に地面に落下するが、ウイルスが超微細な霧状の粒子である場合は、空気中に数時間浮遊する。
研究チームは、ウイルスを含んだエーロゾルが主に患者の近くおよび風下側最大4メートルの位置に集中していることを確認。患者の風上側では最大約2.4メートルの位置まで確認できた。
病院の医療従事者には一人も感染者が出ていないことことから、論文の執筆者らは、「適切な予防策を講じれば、感染を効果的に防止できることを示している」としている。
超微細な霧状の粒子に含まれるわずかな量の新型ウイルスの感染力がどの程度かはまだ明らかになっていないため、新型ウイルスのエーロゾル化については研究者らの間で議論を呼んでいる。論文は、新型肺炎の感染の仕組みについての議論に影響を与える内容だが、中国の研究チームは、今回調査した距離で検出された少量のウイルスで感染するとは限らないとしている。(c)AFP
2020年4月12日 9:30 発信地:横樟村/中国 [ 中国 中国・台湾 ]
【4月12日 AFP】「一つどうですか?」――麻功佐(Ma Gongzuo)さん(31)は友人のスマートフォンに向かってそう言うと、黄金色の蜜がしたたり落ちる巣蜜にかぶりついた。
このようにして撮影した動画は、動画共有アプリ「ティックトック(TikTok)」の中国版で利用者が4億人に上る「抖音(Douyin)」に投稿される。麻さんのアカウントには73万7000人のフォロワーがおり、抖音のおかげで麻さんは一種のセレブのような存在になっている。
2020年4月12日 12:30 発信地:モントリオール/カナダ
【4月12日 AFP】北米アイスホッケーリーグ(NHL)のエドモントン・オイラーズ(Edmonton Oilers)に所属するコルビー・ケーブ(Colby Cave)選手が、脳出血によりわずか25歳で命を落とした。11日に家族とチームが発表した。
夫人は9日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う制限で、入院しているケーブ選手のもとを訪れることもできないと明かしていた。
SPUTNIK
© Sputnik / Iliya Pitalev
新型コロナウイルス2020年04月12日 17:44短縮 URL
ロシア52地域で新たに2186人のコロナウイルス感染者が確認された。コロナウイルス感染拡大対策本部が発表した。
ロシア全国の感染者数は1万5770人となった(1日の増加率は16.1%)。130人が死亡し、1291人が回復した。14万6000人が観察下にあり、検査結果待ち。
ロシアのコロナウイルス状況
ロシアで新型コロナウイルス感染者が初めて確認されたのは1月31日。2人の感染者はいずれも中国籍だった。その後初期のコロナウイルス対策がとられた
湖北省とその中心地である武漢市からロシア国民を避難させ、ロシア到着後は14日間の隔離状態に置いた。その後、ロシア・中国間のビザなし渡航は停止となり、中国との航空・鉄道輸送も制限された。集団行事は中止され、文化・スポーツ施設は閉鎖、学校や大学では長期休暇が延長され、その後オンライン授業へと移行した。
© REUTERS / Brendan McDermid
新型コロナウイルス2020年04月12日 16:09短縮 URL
米国のドナルド・トランプ大統領はワイオミング州に大災害宣言を発令し、これで史上初めて50州全てで同宣言が出されたことになった。ホワイトハウスのジャド・ディール報道担当がツイッターに投稿した。
同報道担当は「大統領が50州全てに大災害宣言を出すのは史上初のこと」と綴っている。
最新情報によると、、全米のコロナウイルス感染者は52万9951人、死亡は2万608人。11日(土)米国はコロナウイルス感染症COVID-19の死亡者数でイタリアを抜き世界1位となった
新型コロナウイルス2020年04月12日 07:00(アップデート 2020年04月12日 13:15) 短縮 URL
米ジョンズ・ホプキンズ大学の最新集計結果によれば、米国では新型コロナウイルスへの感染による死者数がイタリアを抜いて世界最大となった。同国の感染者数はすでに50万人をはるかに上回っている。
経済2020年04月12日 09:25(アップデート 2020年04月12日 13:22) 短縮 URL
米上院の議員らはサウジアラビアのエネルギー省、および国防省の関係者らと電話会談を行い、サウジアラビアが米国のエネルギー関連企業に対して仕掛けた「石油戦争」の責任を追及した。
新型コロナウイルス2020年04月12日 08:14(アップデート 2020年04月12日 13:17) 短縮 URL
ロシアの各航空会社は12日、ソウル、東京、バンコクから帰国するロシア人を乗せた臨時便を運航する。ロシア航空運輸局が明らかにした。