とおいひのうた いまというひのうた

自分が感じてきたことを、順不同で、ああでもない、こうでもないと、かきつらねていきたいと思っている。

夫婦は、どこへゆく(男側) 

2006年04月03日 10時13分20秒 | 時事問題(日本)
     「積木」
小さな積木をつみあげるように 僕たち二人は生きてきた
僕が何度もこわしても つみあげてくれた君よ
若い夢は春に浮かんだ シャバン玉のようなもの

(あああ)僕の胸をかきむしるのさ たいくつな会話が
ナイフのような 言葉のかけら やさしい君を冷たく傷つけた

あじさい色の空の下でも 身を切るような風が吹く
決まり文句でなぐさめあって あたたかさを求めていた

本当のことに目をむけるより うなずくだけでよかったのに
つかれるだけの議論のすえに 積木の城はくずれた
止めたはずの古い時計は 動き続けていたのさ

(あああ)僕の胸をかきむしるのさ たいくつな会話が
ナイフのような 言葉のかけら やさしい君を冷たく傷つけた

君の乗り込む最終列車 プラットホ-ムにすべりこむ
言葉はいらない わかっているから 旅立ちのときだから

思い出のにじむその夜の街は 仮面をつけた人々の
子供じみた笑い声さえも 僕にふさわしいのかな
なにかあればすぐに手紙を いつも待っているからさ

(あああ)僕の胸をかきむしるのさ たいくつな会話が
ナイフのような 言葉のかけら やさしい君を傷つけた

小さな積木をつみあげるように 僕たち二人は生きてきた
僕が何度もこわしてみても つみあげてくれた君よ
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